第2回のレッスンジャンプアップするとなぜ飛ぶ？（床反力打法の真実） で、腕力がなくても、ジャンプアップすれば飛ばせる！とレッスンしました。 その後、カカト軸ジャンプドリルも紹介しましたが「なかなか習得が難しい！」そんな皆さんの声も聞こえてきます。 そこで今回は少々劇薬になりますが、よりやさしい習得方法をレッスンしていきます。

左足１本でスイングするドリルですが、名前の通りスイング形成にも役立つし、バンカー、ショートゲーム、左足下がり傾斜でのショットなどに抜群の効果を発揮します。今ではかなりポピュラーになった感がありますが、私がこのドリルを知ったのはもう25年も前のこと。

今ではアメリカでも有名になったマーク・マラスカから習ったものです。ジャック・ニクラスゴルフスクールが日本で開講した時に派遣されてきた若手プロでした。しかし今回そのモディファイ版とも言える、NEW バージョンで皆さんにお届けします。

【１】動画のように左足1本で構えて下さい。（右足は倒れない支えとして、少し斜め後方にツマ先立ち）
【２】両足の親指を靴の中でそり返るように構えてください。これにより体重は左カカトと母指球筋に集中します。
【３】バックスイングは若干コンパクト気味にしてください。
【４】ダウンスイングの初期指導を上体からではなく下半身、特に左足母指球筋でジャンプする感覚で左ヒザを伸ばしていきましょう！
【５】車のエンジン（ピストン）は縦の運動から、円運動に切り替わります。そのような動きが人間の体でも起こり得ます。

縦のベクトルでジャンプしたエナジーは腰の旋運動へとつながります。 このとき注意しなければならないのは、頭の高さを極力変えないこと。 頭が起き上がると回旋運動にはつながりません。 そして行き場がなくなったエナジーは強烈な腰の回旋運動に変化します。

【４】インパクト以降右足は左足に寄り添って行って構いません。
【５】フォローでしっかりと体を回転させフィニッシュを取ってください。

言葉では非常に難しいのですが、次回は先日20年ぶりに帰国を果たし東京、神戸にて無料レッスンを実施した時の動画を元にレッスンしたいと思います。多くの生徒さん達がこの動きを習得出来ましたので。

それではFBの『フオーラム型レッスン』でご意見をお待ちしています！SEE YOU NEXT WEEK!!（WEBレッスンに対してのフォローアップ、質問、そして動画をUPして戴ければワンポイントレッスンも行います！）


TOSHI HIRATA／26歳からゴルフを始め、29歳でプロ入会。日本プロゴルフ協会A級ティーチングプロとして日本で活動していたが、ツアープロの道を模索、武者修行のため渡米したまま移住。現在はアメリカの日本食レストランチェーン『Seasons Of Japan』のCEOを務める。過去には米国ゴルフチャンネルの解説者の経験や、様々な発信をWEBで行っている。ジョージア州在住