右足でスタンス幅を変えるだけで、ロフトが変わる
高く上げるときは、ボールを左足よりに置いてスタンスを広げ、低くコロがすときは、ボールを右足寄りに置いてスタンスを狭くするのがセオリーです。そのとき、正面から見て左足とボールの位置関係は変えず、右足を広げるか狭めるかで調整すると、高さの打ち分けが簡単になるんです。
どういうことかというと、低く出してコロがすときは、スタンスを閉じてボールを右足の内側に置く。すると、ハンドファーストの度合いが強いのでロフトが立ち、ボールは低くなります。そこから、右足を広げていくと、右足の内側にあったボール位置は左足寄りになり、ロフトが寝るので、高い球が打てるのです。
厳密には、スタンスを広げると、手元の位置が低くなるので、ボールとの距離は少し遠くなります。でも正面から見た左足とボールとの関係は同じなのです。右足を広げるか、狭めるかで、簡単かつ自由自在にボールの高さを変えられるので、ぜひ覚えてください。
■3段階レベル別上達法〜100切り〜ドライバーのOBを防ぐ
■3段階レベル別上達法〜90切り〜アプローチの種類を増やす
■3段階レベル別上達法〜80切り〜アイアンの状況別に備える
ごうだ・ひろし/64年生まれ。兵庫県出身。94年の日本プロでジャンボ尾崎を1打差で振り切ってツアー初優勝。最終日の最終18番ホールで、ガードバンカーからパターを使ったパーセーブは伝説となっている。現在は「日本橋 GOLF BASE」を中心に、初心者から競技ゴルファーまで幅広くレッスンを行っている