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【90切り】左足下がりのアプローチは、ボールも手元も“右足前”でボールが上がる

90を切るには、パーオンを逃がしたホールでいかにパーを拾うかが大事。難しいライなら確実にグリーンに乗せ、花道などのやさしいライからは1パット圏内に収めたい。ボールが上がりにくい左足下がりからはどう寄せる?

配信日時:2020年7月15日 12時00分

左足下がりは、右足側が高く左足側が低くなっている。だから、ボールは右足前に置いたほうがミスは少ない。ロフトを作るために手元も一緒に右に移動させ、振り抜きをスムーズにするために左ツマ先を開く
左足下がりは、右足側が高く左足側が低くなっている。だから、ボールは右足前に置いたほうがミスは少ない。ロフトを作るために手元も一緒に右に移動させ、振り抜きをスムーズにするために左ツマ先を開く

左ツマ先を開いて、体をスムーズに回す

90台以上で回る人にとって、左足下がりはボールが上がりにくくて苦手という人もいると思います。でも上級者にとっては、「左足上がりよりもヘッドの抜けが良いので簡単」と考える人もいるのです。

1つ目のポイントは左ツマ先を開くこと。傾斜からのショットは、無意識のうちに体に防衛反応が出て、体の回転が止まってしまうことが多いんです。左ツマ先を開いて構えることで、体がスムーズに回るようになります。

ヘッドの最下点を右に持ってくれば、ロフト通りに上がる

ボールも手元も“右足前”のアドレスからいつも通りに振れば、最下点が右足前になり、ロフトなりにボールを上げることができる

ボールも手元も“右足前”のアドレスからいつも通りに振れば、最下点が右足前になり、ロフトなりにボールを上げることができる

2つ目のポイントはアドレスです。左足下がりの傾斜は、自分から見て右側が高いので、ボールを左に置くほどダフりやすい。だからボールを右足前に置き、手元も一緒に右に移動します。右太モモの前でグリップするんです。

アドレスでボール位置と手元をセットで動かすと、最下点も右に移動します。いつも通りに振ればロフト通りの高さが出せるのです。ボールだけ右に置いて手元を左太モモ前のハンドファーストに構えるとトップしやすく、傾斜なりに体を左に傾けるとボールが上がりにくくなるので注意してください。
ボールは右、手元は左太モモ前のハンドファーストの構えだと、刃が地面に刺さってザックリしたり、上手く当たっても低くて強い球になる

ボールは右、手元は左太モモ前のハンドファーストの構えだと、刃が地面に刺さってザックリしたり、上手く当たっても低くて強い球になる

(この記事は2018年1月25日発売のALBA741号に掲載されました)

■3段階レベル別上達法〜100切り〜ドライバーのOBを防ぐ
■3段階レベル別上達法〜90切り〜アプローチの種類を増やす
■3段階レベル別上達法〜80切り〜アイアンの状況別に備える
松本哲也
まつもと・てつや/71年生まれ。愛媛県出身。「感育〜感性を育てる上達術〜」で15年のPGAティーチングプロアワード最優秀賞を受賞。千葉県柏市にあるガーデン藤ヶ谷ゴルフレンジでレッスンを行っている。YouTubeのゴルフレッスンチャンネル、「ゴルフのトリセツ」を配信中

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