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正しい飛距離を把握している? コースで意識すべきはキャリーの距離【プロキャディからの助け舟】

トーナメント会場にいる関係者のなかで、一番近くでプロゴルファーのプレーを見ているのがプロキャディ。そんなプロキャディに、アマチュアゴルファーのスコアアップにつながる“アドバイス”を聞いた。今回は2019年の「RIZAP KBCオーガスタ」で初優勝を挙げた比嘉一貴や、日本ツアー1勝のソン・ヨンハン(韓国)のバッグを担いできた岡本史郎氏。

配信日時:2020年5月27日 17時15分

■キャリーが正しく分かれば、コースに出たときに格段に変わる

また、意外とアマチュアゴルファーで抜けがちだというのが、自分の飛距離を正しく把握すること。

「当たり前かもしれませんが、キャリーの距離を知ることが特に大事です。練習場では正確に分からないので、自分が思うほど飛んでいないこともあります。最近ではクラブの飛距離性能も上がっており、7番アイアンで170ヤードという人もいますが、転がって170ヤードなのか、キャリーで170ヤードなのかでマネジメントも変わってきますよね」

プロの場合は練習ラウンドでのコースチェックや、練習時にトラックマンを使って番手別の飛距離を出したりもしているが、アマチュアゴルファーであれば、まずはラウンド中にボールのピッチマークでチェック

「最近はレーザー距離計測器もありますが、ピッチマークを見たり、ハウスキャディさんにエッジまでの距離を聞いたりしてだいたいの飛距離を把握するのでもOKです」

エッジまでの距離と、エッジからピッチマークまでの距離をプラスすることでキャリー、ピッチマークから実際にボールが止まった場所との距離でだいたいのランを把握できる。

「キャリーが分かれば、その日はどのくらい風から影響を受けているのかも、より分かるようになる。ただスコアを出すことだけがゴルフではないので、一球にかけて目一杯振ってやろう! とか、色々な楽しみ方ができればいいと思います」

■プロキャディからの助け舟 連載一覧

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