【ティショットの準備リスト】3回の全力素振りで脱力ティショットが打てる
「方向性よく打つには、スイング以前に、目標に対してきちんと構えることが大事。目標とボールの間にスパットをしっかり設定し、目標ラインを明確にします。目標ラインに対してスクエアに構えるようにすれば、体の向きも狂いにくくなるはずです」
「ナイスショットの確率を上げるには呼吸に秘訣があります。構えたら、息をフーッと吐いてからバックスイングを開始してください。すると体のリキみが取れて、動きよく振れるでしょう。歯をグッと食いしばらずに、息を吐いて多少口を空けたままスイングするくらいのほうがヘッドの走りもよくなりますよ」
「スタートホールはどうしても体の動きが悪いはず。ドライバーだとOBしそうそな不安があったら、たとえパー5でも無理に使う必要はありません。同伴競技者の目や「弱気だなぁ」といった声などは気にせずに、フェアウェイウッドやユーティリティで打つ安全策は賢い選択。堂々と刻んでください」
息をフーッと吐いて振ることでリキみと緊張が和らぐ
そんなときボクは、緊張による体の強張りを少しでも和らげようと腕や肩を回したり、手首や足首だったりと、自分が打つ番にくるまで常に体のどこかしらをせわしなく動かすようにしています。下手に気持ちを落ち着かせようとするよりも、体の動きをよくしてスイングできますからね。
また、会心の当たりでなくてもいいから、とりあえず2打目でグリーンが狙えるところにティショットは置きたいですね。そのためには、ティアップ後、思い切り力を入れた、いわゆる“マン振り”の素振りを2〜3度してから構えに入ります。
すると“こんなにリキんで振ってしまったら、まともにボールをヒットできない”という意識も働き、逆に本番では腕や肩の無駄な力がスッと抜けて、スイングできるのでオススメですよ」