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170ヤード先でもUTでベタピン連発 安田祐香の安定ドローは“左腕ピン”がキモだった!

残り160~170ヤードはグリーンに乗せたいけれど、ミスも出やすい難しい距離。使うクラブはアイアン、UT、FWと選択肢も多岐にわたるが、女子プロたちはどの番手を選び、どのように打っているのか? プロコーチの奥嶋誠昭が解説する。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年12月19日 11時15分

安田祐香
安田祐香 (撮影:米山聡明)

残り160~170ヤードはグリーンに乗せたいけれど、ミスも出やすい難しい距離。使うクラブはアイアン、UT、FWと選択肢も多岐にわたるが、女子プロたちはどの番手を選び、どのように打っているのか? 今回は、安定したドローボールを武器とする安田祐香の4Uのスイングをプロコーチの奥嶋誠昭が解説する。

【連続写真】左腕がピンと伸び続けているから手元と体の距離が変わらない! 安田祐香の安定感抜群スイング



アイアンとFWの中間の形状をしているUTは、レベルブローで打っても飛距離を出せます。UTを打ちこなすために意識してほしいのが左腕。

安田プロは上体を使わずに左腕をピンと伸ばしたトップを作り、フォローにかけても左腕を伸ばしたまま振り抜いています。トップでややクロス気味ですが、体を先に回すことでヘッドを遅らせてインから下ろしていますね。左腕が伸びることで体と手元の距離が一定になり、安定したレベルブローでボールを捉えられるようになります。

また、フォローではフェースの返り過ぎを防ぐこともできるので、ボールをつかまえながら安定した曲がり幅のドローが打てるわけです。UTはロングアイアンに比べて高さが出しやすい一方で、つかまりの良さも出てきます。打ちこなすにはフェース向きのコントロールが肝になりますので、ぜひ安田プロの左腕の使い方を参考にしてみてください。

■安田祐香
やすだ・ゆうか/2000年生まれ、兵庫県出身。2024年に悲願の初優勝を挙げ、今季は「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」で2勝目を挙げた。曲がり幅の小さい、安定したドローボールが武器。NEC所属。

■解説:奥嶋誠昭
おくしま・ともあき/ 1980年生まれ、神奈川県出身。ツアープロコーチとして多くの選手を指導。スイングメカニズムやクラブの構造を熟知し、科学的なアプローチで効率的な上達をサポートする。



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