「HSBC女子世界選手権」でトップ10に入った山下美夢有。どの番手でもボールが曲がらない彼女のスイングをプロコーチの南秀樹が分析。我々が参考にしたいポイントも教えてもらった。
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軌道は完璧なオンプレーンで、ボールが曲がりにくい理想的なスイングです。スイング中は、下半身では両ヒザの間隔、上半身では両ヒジの間隔がほとんど変わりません。そのため、カット打ちや振り遅れにつながる要素が見当たりません。
下半身の使い方が抜群なので、前傾が起き上がるようなミスも出にくくなります。ダウンスイングからインパクト付近にかけて右カカトが外回りすることもなく、右ヒザが綺麗に伸びています。これは、左足を含めた重心移動がうまくできて、体が綺麗に回っている証拠です。
山下選手のように安定したプレーンを作るには、フォロー側の意識が大切になります。フォロー側のプレーンを意識して確立することで、正しいスイング軌道を作ることができます。
フォロー側のプレーンは、体の回転で作ることが不可欠。重心ポジションとインパクトの形が大きく影響します。重心ポジションは、左足のどこに体重を乗せるとフォローでスムーズに回れるかがポイント。カカトでもツマ先でもなく、母指球に乗るのが理想です。また、正しいインパクトの形は、アドレスの体勢から腰を回し、左足体重の形を作ることで体感できます。
アドレスからインパクトの形を作ったら、そのまま体を回してフォローまで振り抜いてみましょう。左足の母指球に乗りながらスムーズに回る動きが体感できます。また、極端なアウトサイドやインサイドではなく、プレーンな軌道でフォローが振り抜けるはずです。このフォロードリルを行うことで正しい軌道が身につくので、普段の練習に取り入れてみてください。
■山下美夢有
やました・みゆう/2001年生まれ、大阪府出身。2022、23年と2年連続で年間女王を獲得。24年も2勝を挙げたものの、メルセデス・ランキングは竹田麗央に次いで2位だった。25年から米国女子ツアーに主戦場を移し、「AIG女子オープン」にて海外メジャー初優勝。「メイバンク選手権」にて、ツアー2勝目を飾った。花王所属。
■解説:南秀樹
プロゴルファーである父の影響でゴルフを始め、高校卒業後にティーチングプロ資格を取得。クラブを使うことを主とする指導法が高い評価を得ている。幼少期から鈴木愛を指導するなど、ツアーで活躍する数多くのプロをサポートしている。(株)ボディスプラウト所属。
■山下美夢有
やました・みゆう/2001年生まれ、大阪府出身。2022、23年と2年連続で年間女王を獲得。24年も2勝を挙げたものの、メルセデス・ランキングは竹田麗央に次いで2位だった。25年から米国女子ツアーに主戦場を移し、「AIG女子オープン」にて海外メジャー初優勝。「メイバンク選手権」にて、ツアー2勝目を飾った。花王所属。
■解説:南秀樹
プロゴルファーである父の影響でゴルフを始め、高校卒業後にティーチングプロ資格を取得。クラブを使うことを主とする指導法が高い評価を得ている。幼少期から鈴木愛を指導するなど、ツアーで活躍する数多くのプロをサポートしている。(株)ボディスプラウト所属。
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