ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ

QT37位で前半戦一部出場権ゲット! 佐田山鈴樺はフラットに左に振り抜くから安定感抜群だった【ルーキースイング分析】

合格率わずか3%という狭き門を突破し、来季からレギュラーツアーやステップ・アップ・ツアーで戦うルーキーたち。彼女たちのスイングを、プロコーチの南秀樹に解説してもらった。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年12月25日 11時45分

ネクヒロにも参戦していた佐田山鈴樺
ネクヒロにも参戦していた佐田山鈴樺 (撮影:福田文平)

合格率わずか3%という狭き門を突破し、来季からレギュラーツアーやステップ・アップ・ツアーで戦うルーキーたち。今回紹介するのは、「JLPGAファイナルQT」を37位で終え、限定的だがレギュラーツアーの出場権を得た佐田山鈴樺。彼女のスイングをプロコーチの南秀樹に解説してもらった。

【連続写真】フォローでワキ腹からクラブが見えるくらいフラット! 佐田山鈴樺の安定感抜群スイング



佐田山選手の一番の特徴はフラットなスイング軌道です。特にフォローサイドは、後方から見るとクラブがワキ腹あたりから出るくらいフラット。緩やかな入射角が作れるので、ドライバーでも出球がコントロールしやすくなるメリットがあります。
 
これだけフラットに、左に振れるのは、ダウンスイングでの腰のキレがあるからこそ。手先を使わずに、体を使ってクラブを下ろせているので、両ヒジの間隔が変わらず、インパクトも安定します。
 
また、前傾に対して肩を直角に回せているのもポイント。バックスイングやフォローでヒジが高く上がると、タテ振りになり、クラブがアウトに抜けていくため、引っかけのミスが出やすくなります。フィニッシュでシャフトと肩のラインが平行になるよう目指すと、前傾に対して直角に肩を回しやすくなりますよ。

■佐田山鈴樺
さだやま・ずずか/2000年生まれ、岡山県出身。2022年からツアー外競技、マイナビ ネクストヒロインゴルフツアーに出場して腕を磨き、7度目の挑戦となった25年のプロテストに合格。「JLPGAファイナルQT」を37位で終え、限定的ではあるがレギュラーツアーにも出場する見込み。

■解説:南秀樹
プロゴルファーである父の影響でゴルフを始め、高校卒業後にティーチングプロ資格を取得。クラブを使うことを主とする指導法が高い評価を得ている。幼少期から鈴木愛を指導するなど、ツアーで活躍する数多くのプロをサポートしている。(株)ボディスプラウト所属。



●女子プロのダウンスイングを分析! 関連記事「原英莉花、竹田麗央、河本結……同じ球筋なのに“下ろし方”は全然違う! 女子プロ10人のダウンスイング比べてみた」で各選手の特徴をチェック

佐田山鈴樺のプロフィールドライバーがフェアウェイにいかない……。小祝さくらは「200%素振りで本番でも曲がらない」

読まれています


おすすめコンテンツ

関連サイト