近年のアイアン部門では日本メーカーのフォージドアイアンが好調で、トップ10のうち半分以上が日本メーカーだった時期もあった。ただ、最近はトレンドが変わりつつある。今週はトップ10のうち、7モデルが海外メーカーで、日本メーカーは3モデルのみ。海外メーカーの人気についてPGAツアースーパーストア入間店の水谷郁弥さんに話を聞いた。

「タイトリストの『Tシリーズ』も好調ですし、8月下旬に発売されたテーラーメイドの『P8CB』も軟鉄鍛造として評価が高いです。昨年まではスリクソン、ブリヂストンの軟鉄鍛造アイアンが人気でしたが、今年は海外メーカーの軟鉄鍛造アイアンが健闘しています」

なぜ、海外メーカーの軟鉄鍛造アイアンは売り上げが伸びてきたのか？

「昨年秋に発売された『ZXi5』や『242CB＋』が軟鉄鍛造なのにやさしくて、打感がいいことが今年のロングセラーにつながりましたが、今年の『T250』や『P8CB』も寛容性が高くてやさしいアイアンだと評価されて販売本数を最近伸ばしています」

打感と寛容性を高いレベルで融合した令和のフォージドアイアン。そのトレンドは海外メーカーにも広がりつついる。

【アイアン売り上げランキング　トップ3】
1位　タイトリスト T250
2位　ピン G440
3位　ダンロップ スリクソン ZXi5
※データ提供：矢野経済研究所、8月18日～8月25日のデータ

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