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シン貧打爆裂レポート『M.CRAFT OMOI No.06 パター』

貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。

配信日時:2023年11月9日 17時00分

ロマン派ゴルフ作家語る

『M.CRAFT OMOI No.06 パター』は色々なパターの良いところ取りをしたみたいな雰囲気があるパターです。そしてとても扱いやすいパターです。現在、世界中のツアーでの勝利パターのヘッド形状の分析で約25%がツノ型のパターなのだそう。確かにどのトーナメント中継でも、上位選手の中にツノ型のパター使用者がいないことのほうが少ないと感じます。

その特徴はややボールをとらえる挙動があることで、いわゆるブレードのパターと大型マレットのパターの中間になります。ショートネックのパターはその癖を中和させる効果がありますが『M.CRAFT OMOI No.06 パター』は、その辺りのバランスが絶妙。素振りをしただけでも敏感な感性を持っているゴルファーならそれを味わえることでしょう。

ここ一番で左へのミスが出やすいパターは、フックラインを得意とするゴルファーにとってマイナスでしかない厄介者ですが、ツノ型のパターには他の魅力があるために無視しきれないのも事実です。『M.CRAFT OMOI No.06 パター』は、緩やかなフェースローテーションを奨励しています。それで欠点をプラスにするという狙いですが、実はショートネックのデザイン段階での調整でも緩和はできることを証明する仕上がりになっています。

『M.CRAFT OMOI No.06 パター』の良いところは、理屈じゃなくアドレスをすれば答えが出るところ。素振りをすればそれは確信になるはずです。タッチも出せます。転がるパターのタッチは足し算のタッチです。そういうパターでパットの技術を磨いてきた過去があるので、本当に簡単でした。

久しぶりにツノ型のパターを使ってみようかぁ、と思わせた『M.CRAFT OMOI No.06 パター』に拍手を贈りたいと思います。

試打クラブスペック

『M.CRAFT OMOI No.06 パター』

ヘッド素材 マイルドスチール(S25C)鍛造+削り出し(1025)
ロフト 3.0度
ライ角 70度
長さ 34インチ

【著者紹介】篠原嗣典

ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップバイヤー、広告代理店、市場調査会社を経て、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストに。日本ゴルフジャーナリスト協会会員

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