ショートパットが入らないのはストロークの問題だけじゃない。それ以上にフェース向きの影響が大きいというのはプロゴルファーの星野豪史。一体どういうことなのか?
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パターはボールが芯に当たって、インパクトのフェースの向きが真っすぐなら、アウトサイド・インやインサイド・アウトの軌道で振ってもボールは真っすぐコロがります。ゴルファーの中には、ヘッドの動きを気にし過ぎるあまり、インパクトのフェースの向きがズレてショートパットを外している人がいますが、軌道よりもフェースの向きに注意したほうが入る確率は高くなります。
ただし、アウトサイド・インの軌道でフェースをスクエアにするには、軌道に対してフェースを開く必要があるので、インパクトロフトが増えるぶん、ボールにバックスピンがかかってコロがりが遅くなります。
また、インサイド・アウトの軌道でスクエアに当てるには、フェースを閉じなければならないので、インパクトロフトが減ってコロがり過ぎる傾向があります。よって、適正ロフトで打てるインサイド・インの軌道が、もっともコロがりが安定するというわけです。
番手によって入射角が弾道に及ぼす影響は変わってきます。ヘッドがゆっくり動くパターは、フェースの向きに真っすぐコロがりますが、速く振るドライバーやアイアンはそうはいきません。
たとえスクエアフェースで芯に当たっても、ボールがフェースに乗る時間が長い分、入射角がズレるとボールの回転軸がズレてサイドスピンがかかります。つまり、ヘッドスピードが速くてスピン量の多いクラブほど、入射角がズレると弾道のズレが大きくなるのです。
■解説・星野豪史
1972年生まれ。スイング&ストロークのメカニズムを科学的に解析するツアープレーヤー兼インストラクター。虎ノ門にて「54ゴルフクリニック」を主宰
