『M2 フェアウェイウッド』の魅力は?
かつて、『RBZ』が人気になった理由も、重心を浅くした低スピン設計だった。吹け上がり気味だったプロなら、クラブを変えるだけで10ヤード以上の飛距離アップをもたらしたという。
初代『RBZ』は、ヘッドが大きく、フェース厚が厚めのフェアウェイウッドだった。ティーショットには都合が良かったが、地面の上から打ったり、傾斜やラフなど様々なライで使うには、やや使いにくい側面があった。その後、そのあたりの改良が加えられ、同社の前作フェアウェイウッド、『エアロバーナー』では、ヘッドが小ぶりになり、『RBZ』の丸顔から、後方がスリムになった面長形状になっている。
契約外のプロが使うというのは、プロの要求を満たす優れた点があるという何よりの証明だ。いまだにスプーンを決めきれていないようにも見える松山英樹が、試合で試す可能性も高いと思うがどうだろうか。
以前ほど重心を浅くしていない分、ミスへの寛容性もあり、一般アマチュアも十分使えるクラブといえそうだ。ヘッドスピードが速くないゴルファーは、5番ウッドを使うと、高い弾道で飛距離が稼げるだろう。
