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話題の同一レングスアイアン、ブライソン・デシャンボーのセッティングを徹底分析!

text by kazuhiro koyama

配信日時:2016年4月19日 12時00分

ライソン・デシャンボーのクラブセッティング

デシャンボーのセッティングを詳しく見てみよう。写真はアーノルドパーマー招待で撮影したものだ。マスターズでは、50度、55度、60度のウェッジが、コブラ「KING」ウェッジに変わっていた。ソール形状は、市販品と異なる独自のグラインドのようだ。

ドライバーは、コブラ『King F6+ Pro』だが、本来あるはずの可変ウェイトをすべて外しているのが面白い。アイアンセットよりも7.5インチも長いドライバーの振り心地を他のクラブと近づけるために、ヘッド重量を大幅に軽くしているのだと推測できる。

同一の長さのアイアンセットの大きな特徴は、ヘッド重量が280gに統一されていること。シャフトとグリップはもちろん同一重量なので、クラブ総重量がどの番手も同じになる。イーデルゴルフでは、このヘッド重量を統一した、同一レングスのアイアンセットを販売する予定があるという。

ライ角が73度という超アップライト仕様も目を引く。昨年まで69度だったライ角をさらに変更したという。73度といえば、一般的なパターよりもさらにアップライトな仕様。これによって、腕とクラブにほとんど角度がつかない、超ハンドアップなアドレスを可能にしている。

名著『ゴルフィングマシーン』の信奉者というデシャンボー独自の、シングルプレーンスイング。稀代のショットメーカー、モー・ノーマンの再来とも呼ばれている彼のスイングを支えるのが、この超アップライトなライ角だ。

【ブライソン・デシャンボーのセッティング】
1W: コブラ『King F6+ Pro』  ロフト角7度
シャフト Oban Kiyoshi Tour Limited 70X
長さ 45インチ

3W: コブラ『King F6』 ロフト角14.2度
シャフト Oban Kiyoshi Tour Limited 70X
長さ 43インチ

UT:コブラ『King Utility』  ロフト角18.5度
シャフト Project X HZRDUS Black Hybrid 6.5

3I-9I: イーデルゴルフ『Forged Prototype』
シャフト KBS C-Taper Lite 115X
長さ37.5インチ ライ角73度

ウェッジ: イーデルゴルフ『Forged Prototype』
シャフト KBS C-Taper Lite 115X
長さ37.5インチ ライ角73度
※現在はコブラ『King』ウェッジに変更

パター:イーデルゴルフ『The Brick』

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