タイガー、課題のショートパットの復活度合いは?
【危険な◯◯解説】80勝目間近。タイガーの復活はホンモノ?マスターズで勝てる?
Toshi HIRATA(以下、平田) 「タイガー、残念でした!後ろのメンバーなら悪くても15アンダーまで来る可能性があり、プレイオフに残るためにはラスト3ホールで3アンダーが必要なため、16番はドライバーを選択したと…。(結果は左OB)それにしても興奮させてくれましたね。マスターズはいよいよ目が離せません!」
PCM筒康博(以下、筒) 「平田さん、先週まではドライバーとショートパットの状態がカギだと言いましたが、3日めまではタイガーは1ピン強の距離を相当な確率で沈めていました。平田さんが先週言っていたとおりで、今週のグリーンとも好相性でしたね。ショートパットも復活の度合いがより深まったと言えると思います」
平田 「そうですね。タイガーにとっては庭みたいなコースですし。オーガスタに向けて、ベント芝のグリーンをテストしなきゃいけないと語っていましたね」
平田&筒 「同感です。アイアンショットは完璧に仕上がっています。あとはドライバーだけじゃないでしょうか…」
なんと、ツアー最速のヘッドスピードは、90g台の【重・柔】シャフトで生み出されていた!
⇒タイガー、マトリックス『TP6HDe』を投入!
筒 「えっ?TP6HDeって60g台じゃないんですか?だって、FWにはTP8HDeと書いてありますよね?」
筆者 「それが違うんですって。塗装には6とありますが、中身は90g台で、しかも振動数が270cpmしかないんですよ。いわゆる、【重・柔シャフト】というヤツです。PGAツアーのトップ連中なら振動数でいえば300cpm近くあってもおかしくないですからね…」
筆者 「はい、スイングコーチでもある神谷社長も同じことを指摘してました。タイガーと全く同じデモクラブを製作しようとして米国本社に確認をとって判明したそうです。でも、【重・柔】といえば、タイガーは昔からDG X100を43.75インチで何年か使っていましたから、扱いやすいんじゃないですかね。それにしても、腰を4度も手術してこの重量級シャフトで、ツアー最速のヘッドスピードとは、やっぱりバケモノです…」
平田 「ギア的な観点ではそう思うのも当然ですが、私は別の見方をしています。タイガーのヘッドスピードは、間違いなく新しいスイング面が何よりも影響大ですよ!」
筆者 「せっかく90g台のシャフトの話しをしていたのに、藪から棒に何ですか…」