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ジャンボ尾崎も“ほぼほぼPING”で『G400』染め。技巧派が“使える”オートマアイアン考

今年からヘッド契約フリーのジャンボ尾崎が先週2度目のエージシュートを達成。その手に握られていたのは、PING『G400』のドライバーとアイアンセットだった。同じくクラブ契約フリーで“ほぼほぼPING”の宮里優作もそうだが、使えるアイアンをマニアックチームで議論することに…。

配信日時:2017年10月13日 12時20分

筒康博が言うジャンボさんのアイアンは「長〜いインパクトのバケモノ」

ジャンボといえば、グース顔のウェッジ。マスダ『スタジオウェッジM425』を愛用、右手首の角度キープのイメージが強いです

ジャンボといえば、グース顔のウェッジ。マスダ『スタジオウェッジM425』を愛用、右手首の角度キープのイメージが強いです

P筒 「ジャンボさんのスイングは全盛期から30年近く詳細にチェックしていますが、他のプロたちが行うパンチショットとは違うというか、長〜いインパクトゾーンを打ち抜いたフルショットなんですよ。長岡さんは右手首の角度キープ感が強いからパンチショット的に見るかもしれませんが、その見立てがそもそも違うのではと。風やライ、左右高低、スピン量など、打ちたい球筋によってインパクトゾーンの中でフェースコントロールしてしまうんです。長岡さん的な表現を使うなら、バケモノアイアンスイングです」

筆者 「僕がバケモノ発言したことにするの、やめてください。なぜ『G400』みたいなオフセットのオートマアイアンを使うか?って話なのに」

P筒 「ジャンボさんは、同業者のプロたちからしても、ありえない程の超絶インパクトコントロールのスイングで、アイアンが小振りなストレートネックでフェース操作が俊敏だったら、逆にテクニックが大げさに出ちゃいますよ。『グローレF2』の弾き音がある飛び系アイアンもそうですが、オートマ性が高いアイアンだからこそ逆に操作性の繊細すぎるタイプのゴルファーに合う場合もあるんです」
塚田好宣プロの2013年の初優勝はオートマアイアン『G25』でした

塚田好宣プロの2013年の初優勝はオートマアイアン『G25』でした

筆者 「確かに塚田好宣プロも、初優勝はオートマアイアンの『G25』でしたよね。でも超レアケースだし、塚田さんはインパクトで細工入れるようなタイプには見えません」

P編 「さっき宮里優作選手が『i200』アイアンを使用していると言っていたけど、彼はインパクトで球筋の打ち分けを行なっているの?」

筆者 「最近試合中の弾道を生で間近で見ていませんが、去年はかなりストレートでした。球が高いし、ピンにかぶり続ける感じですね。インパクトの操作は感じませんでしたが、直近で勝った試合をテレビで見る限り、柔らかめのシャフトにしてライン出しのストレートフェード一辺倒という風に見えました」

P筒 「同じピンのアイアンでも使用モデルとプレースタイルの違いがはっきり見えたってことですよね?」

筆者 「う〜ん、ボクはジャンボさんの話しをしてるんだけど…」

P筒 「長岡さん、オフセットのメリットってなんだと思います?」

筆者 「つかまりが良いことに決まっているじゃないですか。今さらそこ聞きます?」

P編 「誰にとって?って話がないよ、それだけじゃ。それとなぜオフセットが大きいとつかまるのか?も」

P筒 「ジャンボさんにとっては、オフセットが大きいことですぐに丸くインパクトを終わりにせず、直線的に長くせざるを得ないイメージを作りたいんだと思いますよ。しかも、結果として『G400』アイアンなら高い打ち出しとキャリーが得られるから絶対にメリットでしょう」

P編 「ユーテリティであらゆる球筋を打ち分けているジャンボさんを見たことがあるけど、前回のエージシュートの時だって、アダムスのハイブリッドでピンに絡めていたから62なんていうバケモノスコアを出したはずだと思うけど」

筆者 「じゃあ、『G400』アイアンは技巧派スイング向けって言いたいんですか?ボクの意見は真逆で、すごくオートマチックで技巧が使えないはずって言ってるんですけど…」

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