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シン貧打爆裂レポート『TOUR ALPHA BOA シューズ』

貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。

配信日時:2022年2月1日 17時00分

ロマン派ゴルフ作家語る

『TOUR ALPHA BOA シューズ』は、流石のフットジョイと感じる総合力で、とても履きやすいシューズです。

社会人のマナーとして、足元から見られることを意識しろ、と僕らの世代は教育されたりしました。靴が汚れていたり、だらしがない印象だと、それだけで社会人として問題があると思え、みたいな感じです。

歩いてゴルフをするのが当たり前だった昭和の時代は、ゴルファーにも、それは当てはまっていた部分がありました。フットジョイのシューズは、そういう時代に、フットジョイであれば多くの部分をクリアできる魔力を持っていました。

2022年。フットジョイは、日本国内市場において、チャレンジャーとして『TOUR ALPHA BOA シューズ』を販売するということです。『TOUR ALPHA BOA シューズ』には、全てのゴルファーを満足させるのだという気概を感じます。

実際に履いてラウンドをして、『TOUR ALPHA BOA シューズ』は、スイング中の足のホールド感でも、履き心地でも、大満足でした。

スパイクレスシューズが、ゴルフシューズの主役になったといわれる中で、ソフトスパイクでチャレンジするとアピールされても、ユーザーとして困るという声も聞こえます。しかし、逆に考えれば、ソフトスパイクの新製品のシューズは市場に出てこない時代なのです。ソフトスパイクのシューズが好きだというゴルファーに『TOUR ALPHA BOA シューズ』をオススメします。

個人的にシューズでこだわっていることがあります。カートの乗り降りが楽なことと、カートを運転する際の操作性に問題がないことです。これは、さり気ないことですが、ちょっとずつのストレスがラウンド後半になるほどメンタルのスタミナを削るのです。『TOUR ALPHA BOA シューズ』は、そういう部分でもバッチリでした。

家の中でもシューズを脱がない文化の国のシューズは、踵の高さが高い傾向があります。『TOUR ALPHA BOA シューズ』で気になったのは、それぐらいです。アドレスしたときに、前下がりで構えているような感じがしました。ただ、これは、すぐに慣れます。

確認できませんでしたが、国産のシューズに慣れているゴルファーの場合、一つだけ覚悟すべきことがあります。防水機能です。特にアメリカでは、雨天でゴルフをしなかったり、晴天率が高いエリアにゴルフコースが多かったりで、シューズの防水機能を必要としない背景があるので、国産のシューズに比べると機能が劣るのです。

用意周到なゴルファーの中には、エースシューズとして海外ブランドのものを使用して、雨の心配があると、サブシューズで国産メーカーのもので使い分けをする例もあります。

『TOUR ALPHA BOA シューズ』が、スパイクレスのシューズをかき分けて、市場を席巻できるかどうかは、神のみぞ知る、ですが……
今までのゴルファーは、壊れたりしないとシューズを替えない例も含めて、シューズの交換サイクルは数年というパターンが多かったのです。

しかし、現在、若いゴルファーは、ファッションとしてシューズをとらえている傾向があり、何年も前のシューズは、ちょっと嫌だなぁ、と感じるらしいのです。彼らが、『TOUR ALPHA BOA シューズ』を受け入れるかどうかが、勝負の分かれ道になるのかもしれません。

個人的には、ソフトスパイクの『TOUR ALPHA BOA シューズ』は、何年も大事に履くべきシューズだと思いました。機能面でも、我慢をしなくとも良い高い完成度を持っているゴルフシューズです。

スペック

『TOUR ALPHA BOA シューズ』

サイズ:24.5cm〜27.5cm
ワイズ:W(3E)
カラー:ホワイト/グレー(ホワイト、ブラックもあり)

【著者紹介】篠原嗣典

ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップバイヤー、広告代理店、市場調査会社を経て、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストに。日本ゴルフジャーナリスト協会会員

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