ロマン派ゴルフ作家語る
想定していたよりもハードだ、というのが第一印象です。ティーアップして使うと楽に打てますが、地面から打つ際にはパワー不足が致命傷になります。逆に、パワーに自信があるゴルファーにとっては、最高の1本になる可能性があります。
余計ないことを一切しないクラブです。フェアウェイウッドは、性能を発揮させる意味もあって、癖があるものが多いのですが、『B1 フェアウェイウッド』は、それがないのです。余計なことをしないことは、助けてもくれないこととほぼイコールです。個人的には、高評価です。
『B1 フェアウェイウッド』は、パワーがあって、今までの吹き上がりすぎたりして悩んでいたゴルファーにオススメします。スプーンと5番ウッドで難易度が全然違うフェアウェイウッドが市場にたくさんありますが、このクラブは、ほぼ難易度は同じです。単純にアイアンの番手と同じで、距離を打ち分けるための2本です。
『B1 フェアウェイウッド』は、トッププロのために作られたフェアウェイウッドです。アマチュアが軽い気持ちで使うのは、ヘッドスピードが速いケースだけだと思いました。
真芯をとらえたときの弾道の美しさとキャリーで勝負できるフェアウェイウッドは希少です。見た目ではわかりづらいですが、特別な1本です。
万民が打てるように作ると、こういうフェアウェイウッドは絶対に作ることが出来ないと思いました。試打ラウンドでは、きっちり打たないと良い当たりにならないので、かなり緊張感があるものになり、本当に疲れました。打ち手を剥き出しにするのが『B1 フェアウェイウッド』なのです。
試打アイテムスペック
ヘッド素材 :SUS630ステンレス、ステンレスウェイト
フェース素材:HT1770M マレージング鋼
ヘッド体積 :#3/169cc #5/147cc
ロフト :#3/15度 #5/18度
ライ角 :#3/57度 #5/57.5度
シャフト :TOUR AD BS-6(S)
長さ :#3/43インチ #5/42.5インチ