ロマン派ゴルフ作家語る
ヘッドスピード40m/s前後で、飛距離が出るフェアウェイウッドが欲しいゴルファーに『LS フェアウェイウッド』はオススメです。
少しだけ注意したいのは、アドレスビューでヘッドが薄く平べったく、大きく見えますが、油断すると少しフェースがかぶりやすいところです。出球が左に行きやすい傾向があるので、フェースがかぶってインパクトをしてしまうと、引っ掛けのミスショットになってしまいます。この辺りを上手くアジャストすることができれば、『LS フェアウェイウッド』は多くのゴルファーの武器になります。
見た目で最新のテクノロジーとかがわかりづらいのに、高額な価格帯に分類されるクラブですから、購入を決断するのが難しい可能性が高いことが、ちょっと可哀想なクラブだなぁ、と思いました。
『LS フェアウェイウッド』は、少し短くて、ロフトも寝ているのに、やさしいだけではなく、飛距離も出るのです。プロギアの技術力の結晶ということだと思いますが、今まで、スプーンはちょっと、と敬遠していたゴルファーには試して欲しいクラブです。
近い将来、フェアウェイウッドは少し短くなるという説がありますが、『LS フェアウェイウッド』を打って、初めて“あるかもしれない”と思ったりしました。
試打アイテムスペック
ヘッド素材 :マレージング鋼(AM355P)
フェース素材:マレージング鋼(CUSTOM455)
ヘッド体積 :186cc
ロフト :16.5度
ライ角 :59度
シャフト :Speeder EVOLUTION FOR PRGR M-40(SR)
長さ :42.5インチ