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シン貧打爆裂レポート『LS ドライバー』

貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。

配信日時:2021年8月4日 17時00分

打感・打ち応え


『LS ドライバー』の打音ですが、音量はやや大きめです。音質は残響が美しい金属系ヘッドの音質です。シンプルで無駄がない音なのに、気持ちを上げてくれる打音は、プロギアの得意技です。プロギアファンには、たまらないチューニングになっています。

打ち応えは、弾き感とフェースにボールが乗る感覚のバランスが絶妙です。弾道とリンクして、力が伝わる感じがして、心地良いのです。打音と打ち応えは、自分の感性に訴えるものですが、自己満足に浸れます。

弾道・球筋・スピン

『LS ドライバー』の弾道は、10.5度のロフト角、M-40のシャフト(一般的にはSRのフレックス)なのに、抑えめの高弾道でした。打ち出しは高いのですが、ドーンと放物線を描いて飛ぶので最高到達点が少し低めなのです。いわゆる、強いボールです。

ヘッドのシェイプの印象で強くドローするかと考えましたが、とらえる動きでやや左目に打ち出される癖はありますが、ドロー性能はそんなには効きません。普通に打つと、5ヤード適度のドローで、意識すればフェードも打てます。基本的にはストレートな球筋のドライバーに分類されます。これが、暴れないという安心感を生むので、実にコントロールしやすいドライバーになっています。

低スピン性能は、特別というよりも安定してやや低スピンのボールを打ちやすくしてくれる感じです。元々、スピンが多くなってしまうゴルファーが最適になるチューニングなので、スピンが適正な人だとスピンが足りなくてキャリーが落ちる心配が必要かもしれないと感じました。

飛距離性能

『LS ドライバー』の試打ラウンドの平均飛距離は220ヤードでした。最高飛距離のホールは240ヤード。トップレベルの中でトップ争いが出来ます。これには、正直に書くと、驚きました。2021年に試打した中でも、トップレベルです。

ヘッドスピード40m/s前後のゴルファーで、無理をしなくとも飛距離が出るドライバーが欲しい場合は、『LS ドライバー』をオススメします。

『LS ドライバー』は、ぱっと見で、ソールにも、シャフトにも、ヘッドにも、特別感はありません。でも、打ってみると飛ぶのです。諦めているゴルファーに、諦めずに打ってみて欲しいドライバーです。

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