“ゼクシオとスリクソン”2大ブランドの技術が塚田を救う?
2015年10月に発表されたゼクシオの最新モデルは昨季、“本来の仕事場ではない”国内男子ツアーで契約プロがこぞって実戦投入し、塚田も例に漏れず。アベレージゴルファーに加えて、ツアープロも満足させるゼクシオの性能の高さを象徴する事例だが、ゼクシオの深重心ヘッドと、塚田のダウンブロー気味に上から押し込んでいくタイプのスイングが合わさることで、どうしてもバックスピン量が2800〜2900回転と高くなってしまう悩みを持っていた。
修正ポイントを抱えるなかで、11月から始まった『NEW スリクソンZ ドライバー』のテスト。浅重心設計のZシリーズの試打では本人の言葉通り“何もしなくても”バックスピン量が500回転減少し、適正数値に。『765』に比べ、『565』のほうがより適正数値に近かったため後者を選んだが、テストを見守った杉本氏はゼクシオを打った経験と今回のNEW スリクソン Zシリーズのコンセプトも背景にあると考察する。
「『ダンロップフェニックス』でプロトタイプ3機種を試打した第一印象は“765が構えやすいな”でした。本格テストを開始した今年3月からは常時『Z565』『Z765』を打ち比べ、最終的にはよりやさしい『Z565』を選択。塚田プロはゼクシオ以前はスリクソン Zの小さいヘッドのモデルを使用していたので、少し驚きました。“好み的には大きいヘッドはちょっと…”というタイプだったので。ですがゼクシオに慣れ、ゼクシオの良さや安心感を知った経緯があるので納得できました。NEW スリクソン Zシリーズは前作よりも“許容性”にフォーカスし、対象ゴルファーを広げています。塚田プロが『Z565』を選んだことでアスリートゴルファーが求めるやさしさを具現化できたと実感できましたね(杉本)」。