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『G440K』は10Kなのに、全てのスピード帯で人気!? アマ356人の試打結果が物語るのは「MAX・LST離れ」か

HSの遅い人から速い人まで「オールOK」なんてことある!?

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2026年2月5日 16時26分

10Kヘッドの『G440K』が、まさかの『MAX』と『LST』離れを引き起こす!?
10Kヘッドの『G440K』が、まさかの『MAX』と『LST』離れを引き起こす!?

本日5日、PINGの新作『G440 K』ドライバーが発売を迎えた。前作『G430 MAX 10K』で「上下+左右MOIが1万超え」の10Kを達成したが、今回の『K』は単なる後継ではない。PINGが実施したアマ356人の試打で「全ヘッドスピード帯の支持率1位」を獲得するという、異例の事態を巻き起こした理由について深堀りしたい。

■大岩龍一「後ろの重さを感じない」
 
従来の常識では、高MOIを追求するとヘッド挙動は安定する一方で、操作性が犠牲になり「振り遅れ」や「もっさり感」が出やすいもの。しかし、今作『G440 K』はその弱点を完全に克服したようだ。クローズド発表会で、大岩龍一は前作との違いをこう語っていた。
 
「今までの10K系は、切り返しでヘッドの後ろ側が垂れるような動きを感じることもありましたが、今回の『K』は高MOIのはずなのにそれがない。ミスしても曲がらない安心感があるのに、自分の意図した通りに振り切れる」(大岩)

これまで「操作性と低スピン」を求めて『LST』一択だった鈴木愛も「ダフっても真っすぐいくし、これなら試合で使える」と、まさかの即戦力との評価を下していた。プロが求める「叩けるフィーリング」と、アマが求める「ミスへの強さ」が、10Kに共存することなどあるのか。
 
■アマ試打で「LST離れ」の兆しも
 
試打会で「アマチュア」の声も拾ってみると、前作にはないこの変化が垣間見えた。注目すべきは、現行の『LST』ユーザーたちの驚きの声だった。

「過去の経験上、10Kだと右に行くイメージがありましたが、これはしっかり戻ってくるから使えます」(38歳・ベスト72) 「ヘッドスピード46m/sで強く叩いても、吹き上がらずLST並みの強弾道が出ます」(上級者・岩本さん)
 
一方で、40代・ベスト85の中井さんは「10.5度なら高弾道、9度ならLSTに近い強弾道」と、ロフト設定によるキャラクターの激変を指摘。一つのモデルで幅広い層に対応できる懐の深さが、【全ヘッドスピード帯で支持率1位】という数字に繋がるのだろうか。
 
■「いつの間にか前に振れる」女性にも恩恵

さらに興味深いのは、HS33m/s前後の女性・上柳田さんの「430(MAX 10K)の時は少し振りにくさを感じたが、今回は全くないです。いつの間にか前に振れている感じ」という言葉だ。
 
PING独自の「飛び重心」設計が、単に曲がらないだけでなく、スイング中のエネルギーロスを抑え、フィジカルに自信のない人でも「一気に振り切れる」感覚をもたらすよう。右手を痛めていた彼女が「嫌な振動もなく手にやさしい」と評したソフトな打感も、今作を気に入るポイントだったそう。
 
■356名の回答1位は圧倒的に「安定性」
 
改めて、同社の『G440K』の全国試打会(参加者356名)のアンケート結果詳細を見てみると、新ヘッドが市場にどう受け入れられたかが一目瞭然だ。ユーザーが「『G440 K』を試打して良かった点」に挙げた項目のTOP5は以下の通り。

【1位】安定性(方向・ミス許容性)…43.7%
【2位】打感・打音………………………16.7%
【3位】飛距離……………………………15.0%
【4位】振り心地…………………………12.7%
【5位】弾道の上がりやすさ……………5.4%
 
さらに興味深いのが、前述のヘッドスピード別のモデル選択傾向だ。HSが上がるほど操作性と低スピン重視で『LST』や小ぶりな『MAX』が選ばれるのが定石だったが、速報値ではすべてのHS帯で『G440K』が最も高い支持を獲得。

【46m/s以上】………約55%が支持
【42~46m/s】………約67%が支持
【38~42m/s】………約68%が支持
【34~38m/s】………約76%が支持(HL含む)
【34m/s以下】………約40%が支持(HL含む)
 
HS46m/s以上の約4割が『LST』を選ぶ従来の好みも健在だったが、6割弱のハードヒッターが「それでもKの方が結果が出る」と判断。もちろん『G440K』目当てで試打に来た人の期待感も多分に反映されただろうが、既報の通りPGAツアー選手にも前作と違って『G440K』の導入者が増えている。
 
「数値や固定概念だけで判断せず、まずはフィッティング」と同社が指摘するように、今回の『K』は全てのスピード帯で「ベストパフォーマンス」をもたらす懐の深さを備えている。「自分はMAX派、いやLST派」と決めている大半の人が、『K』に覆される可能性が高そうだ。

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