アディダスゴルフは、6月30日からの2日間、沖縄・カヌチャベイホテル&ヴィラズで大人気シリーズのゴルフシューズ『コードカオス27』のローンチイベント、「Fall/Winter2026 New Footwear Launch Event」を開催した。会場にはインフルエンサーやメディア関係者が集まり、進化した『コードカオス』を体感する機会となった。
筆者もトライオンラウンドに参加した。もともと『コードカオス』は、足とシューズが一体化するようなフィット感と、スパイクレスながらしっかり踏ん張れるグリップ性能が魅力で、実際に愛用しているモデルだ。今回の新作では、従来よりも前足部のフィット感が向上し、さらに軽くなったなと実感。18ホールのプレー後も足の疲労はほとんど感じなかった。
『コードカオス』は2020年に初代が発売されて以来、22年の第2世代、24年の第3世代、そして今回の第4世代と進化を重ねてきた人気シリーズである。
アディダスゴルフのフットウェア・プロダクト担当の森悠馬氏に、今回の『コードカオス27』について話を聞いた。キャッチコピーは“怪感(カオス)に踏み入れろ”。その真意とは何なのか。
シリーズ最大の強みであるフィット感やクッション性といった快適性はそのままに、「スイング時のパフォーマンス向上、ブレないところが大きく進化した」という。続けて「履き心地と安定性を両立させたことが最大のポイントです」と胸を張る。
これまでのシリーズでは快適性を優先するあまり、「正直、スイングするときに少しブレてしまうところもありました」と課題があった。弱点克服のために「気持ちよさと、振るときのサポート力をもっと上げて、ブレを抑えて、スイング力を助けてくれる」ことをテーマに改良が進められた。
それを実現したのが、新テクノロジー『アクシスロック』トルションシステムだ。足の両側面と足裏をつなぐ一体構造をミッドソールに配置することで、歩行時の快適性とスイング時の安定性を高次元で両立。また、ミッドソールにはシリーズ初となる“剥き出し”の『フルレングス ブースト』を採用し、クッション性と反発性をよりダイレクトに体感できるようになった。
進化はそれだけではない。ゴルフのスイングは、アドレス時の軸を保ちながら右に上げて左に振る動きで、クラブの動きに引っ張られて横方向のブレが生じやすい。これがスエー動作につながり、ミスショットの原因となる。そこで強い味方となるのが、シリーズ初搭載の新テクノロジー『アクシスロック』トルションシステムだ。
実際に履いてみると、足入れの瞬間から高いフィット感と快適さを実感。一方でスイング時には横方向のブレが抑えられ、安定感が増していることをはっきりと感じた。
筆者はバックスイングで右足外側に体重が乗りやすく、オーバースイングになりがちだが、『アクシスロック』とアウトソールのグリップ力により、しっかり踏ん張りながらダウンスイングへ移行できた。歩きやすく疲れにくい履き心地と、スイング時の横ブレに強い安定性の共存。それがこのシューズの大きな特長といえる。
今回もボアタイプと紐タイプの2種類を展開。ボアは「振るときの機能、パフォーマンスを重視している方向け」で、よりしっかりとしたホールド感が特長。一方、紐タイプは「捻じれや安定性とかはわからない、とにかく気持ちの良い、疲れないことを求めている方向け」で、やわらかいフィット感を重視した仕上がりとなっている。
アウトソールにも違いがあり、ボアタイプは「ギザギザと地面に噛みつく形状」、紐タイプは「地面に吸い付くような粘りのある接地感」が強み。ゴルフのレベルを問わず、プレースタイルや好みに応じて選びたいところだ。
森氏は「2つとも試し履きをしていただいて、迷って選んでいただければと思います」とニッコリ。『コードカオス27』は快適性と安定性を融合させた一足。アディダスゴルフから、再び自信作が誕生した。(文・高木彩音)
