2025年はどんなクラブが売れたのか。業界大手のゴルフパートナーが発表した年間売り上げランキング・ドライバー部門では、1位にテーラーメイドの『Qi10 MAX』が入った。人気の理由や気になる価格など、現在のトレンドをゴルフパートナー藤沢長後店の店長を務める島田辰也さんとチェックしていこう。
テーラーメイドがトップ3を独占した。1位と2位は、2024年発売モデルの『Qi10』シリーズ。1位はシリーズで最も高い慣性モーメントを誇る『Qi10 MAX』、2位に安定性と操作性のバランスに優れた『Qi10』がランクイン。3位は下半期に5か月連続で1位を獲得した2021年発売モデルの『SIM2 MAX』が入った。現在もランキングの上位に顔をみせる人気モデルだが、1位と2位の『Qi10』シリーズは、年明けから好調なセールスを記録した。
「年明けの恒例行事となっているニューモデルの発表に合わせて、旧モデルがマークダウンし売れ行きがよくなるのは珍しくないのですが、『Qi10』は特に人気が高かったと思います。世界で一番寛容性が高いドライバーを謳った『Qi10』は、上下左右の慣性モーメントが1万を超えた、いわゆる“10Kモデル(『Qi10 MAX』)”。ボールが曲がりにくく、つかまってくれる、やさしいイメージが持てました。ひとつ前の『STEALTH』シリーズに『難しい』イメージがあったことや、新品でのセールスが好調で中古市場にクラブが数多く出回ったことも人気の高さにつながったと思います」。中古クラブの平均販売価格は、ともに35,000円だ。2025年世界ランク1位だったシェフラーは、昨年は『Qi10』ドライバーを使用し続けた。
テーラーメイドは、2022年からカーボンフェースの『STEALTH』シリーズにモデルチェンジしたため、『SIM2』シリーズは現在のところチタンフェースの最終モデル。中古での平均販売価格は25,000円と、年代を考慮すると決して安いわけではないが人気となるのは、その完成度の高さだ。島田店長は、「飛距離性能と寛容性、どちらも高い次元で満足できるヘッド。反発係数の高いツイストフェースや、ソールとクラウンにカーボンを使い低重心化するなど、コースで結果を出せるヘッド。なかでもMAXタイプは、低スピン&高弾道で、重心位置もニュートラルと、幅広いゴルファーに対応。ブルーのコスメもカッコよく、受け入れられています」。テーラーメイドからは、新作『Qi4D』シリーズが登場したが、選ばれ続ける実力派の中古クラブも選択肢になりそうだ。
【2025年間の中古クラブランキング(ドライバー編)】
1位 テーラーメイド Qi10 MAX
2位 テーラーメイド Qi10
3位 テーラーメイド SIM2 MAX
※ゴルフパートナーの2025年の統計
■解説
ゴルフパートナー藤沢長後店 島田辰也店長
しまだ・たつや/ゴルフパートナー独自の社内認定制度「中古クラブアドバイザー」は、クラブの価値を正しく見極め最適な提案をするエキスパート。欲しいクラブがあれば「まずは相談してみて」と、予算に応じてベストなクラブを見つけてくれる。
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