同じ『7番』だとしても、構造やロフト角で弾道が大きく変わるアイアン。各社の協力を得て、精密機械によるロボット試打で最新7番アイアン32モデルの飛距離やスピン量を完全計測。今回は球の高さランキングを紹介する。
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アイアンショットでグリーンに止めるということを考えたとき、スピン量だけでなく、ボールがどれだけ高く上がるかも大切な要素になる。最高到達点が高くなればなるほど、上からズドンと落とせるので、着弾してからのランの距離を短くできるからだ。
しかし、近年のアイアンは同じ7番でも、ロフト角や構造が幅広く、どのモデルがどんな特徴を持っているかの判別が難しくなっている。
そこで、ALBA Netでは、主要14メーカーの協力を得て、精密機械によるロボット試打で32モデルの7番アイアンのデータを計測。今回はトップ3のモデルを紹介する。
この秋に発売されて大人気の新『ZXi5』が3位と順当にランクインしたが、なんとロフト28度のダンロップ『ゼクシオ14』が2位、MAXモデルのテーラーメイド『Qi MAX LITE』が首位という結果となった。
『ゼクシオ14』はロフト角28度と立っているが、ヘッド下部にウェイトを配置するなどの工夫で高弾道を打てる工夫がされている。また、『Qi MAX LITE』はやさしいヘッド構造ながらも、ロフトを寝かせることで高さを出しやすくしている。
球を高くするならばロフト角34度のアスリートモデルを選ぶと考える人も多かっただろう。しかし、今回の結果からも分かるように、ロフト角だけでなくヘッド構造なども加味して選ぶ必要があるといえそうだ。
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【3位 ダンロップ『スリクソン ZXi5』(30度)】
飛距離:149.27ヤード
スピン量:5,684rpm
最高到達点:26.5ヤード
軟鉄鍛造ボディに、クロムバナジウム鋼のフェースを組み合わせたモデル。新たに開発されたフェースの肉厚設計により、従来モデルよりも重心が低くなり、高さが出やすくなっている。
【2位 ダンロップ『XXIO14』(28度)】
飛距離:157.07ヤード
スピン量:5,602rpm
最高到達点:26.6ヤード
ヘッドの構造やフェース素材の工夫によって余剰重量を創出。ヘッドの下部にタングステンニッケルウェイトを配置することで、低重心化し、高弾道・高初速を実現している。
【1位 テーラーメイド『Qi MAX LITE』(31度)】
飛距離:148.00ヤード
スピン量:5,926rpm
最高到達点:28.3ヤード
『Qi MAX』アイアンと同じ構造のまま、軽量化させて、ロフト角を31度に寝かせたモデル。パワーがなくても高弾道ボールが打ちやすい設計となっている。
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なお、テストはゴルフクラブ試打マシーン・ミヤマエ『ロボ3』を持つ、プロギアのR&Dセンターで実施。計測機は『REDEYES』を使用。一般的な下記条件で測定した。
■テスト条件■
●出力設定(振りスピード)
RSドライバー(Diamana S:2022年)でヘッドスピード42m/sとなるようロボットの出力を統一。
→一般的な成人男性ゴルファーを想定。
●軌道設定
PRGR02アイアン(2023年)の7番アイアンで以下となるように設定。
ヘッド軌道:-4度(ダウンブロー)
打ち出し角:19度
バックスピン量:5300rpm前後
サイドスピン量:±100以下
→ 現実的な“ナイスショットの基準値”に合わせて調整。
●使用ボール
タイトリスト『Pro V1』
→24度の保温器で管理し、外気温の影響を排除。
●打点位置
フェース面垂直高さ17mm、スコアラインセンターに打点設定。左右打ち出し0度になるよう微調整。
→「真芯のショット」を統一して比較できるよう設定。
●計測器
PRGR REDEYES
高速度カメラによるインパクト解析+弾道シミュレーション。
→ 打ち出し直後のスピード、スピン等細部まで精密に取得。
試打をした全クラブは下記の通り。
オノフ『AKA』28度/N.S.PRO 950GH neo(S)
キャスコ『ORCA STUDIO』29度/N.S.PRO 850GH neo(S)
キャロウェイ『QUANTUM MAX』29度/N.S.PRO 950GH neo(S)
キャロウェイ『QUANTUM MAX FAST』28度/N.S.PRO 950GH neo(S)
キャロウェイ『X FORGED』33度/Dynamic Gold MID 115(S)
キャロウェイ『X FORGED STAR』29度/N.S.PRO 950GH neo(S)
コブラ『3DP MB』34度/Dynamic Gold MID 115(S)
コブラ『3DP TOUR』31度/N.S.PRO MODUS³ TOUR105(S)
コブラ『3DP X』29度/N.S.PRO 950GH neo(S)
ゴルフパートナー『NEXGEN NS250』29度/N.S.PRO 950GH neo(S)
ダンロップ『XXIO14』28度/N.S.PRO 850GH neo DST(S)
ダンロップ『XXIO14+』28.5度/N.S.PRO 950GH neo DST(S)
ダンロップ『スリクソン ZXi5(26年発売)』31度/N.S.PRO 950GH neo(S)
ダンロップ『スリクソン ZXi7(26年発売)』32度/Dynamic Gold S200
ダンロップ『スリクソン ZXiR』28.5度/N.S.PRO 950GH neo(S)
テーラーメイド『Qi MAX』28度/N.S.PRO 910GH(S)
テーラーメイド『Qi MAX LITE』31度/N.S.PRO 790GH(S)
ピン『G740』28度/AWT 3.0 LITE(S)
ピン『i540』29度/AWT 3.0 LITE(S)
PXG『0311 P GEN8』30度/V2 Elevate Tour(S)
PXG『0311 T GEN8』32度/N.S.PRO MODUS³ TOUR105(S)
PXG『0311 XP GEN8』27度/N.S.PRO MODUS³ TOUR105(S)
フォーティーン『TB-3 FORGED』30度/FS-90i(S)
ブリヂストン『100CB』32度/N.S.PRO MODUS³ TOUR105 DUAL FLOW(S)
ブリヂストン『200CB+』31度/N.S.PRO MODUS³ TOUR105 DUAL FLOW(S)
プロギア『PRGR01』32度/スペックスチールⅢ Ver.2(S)
プロギア『PRGR02』30度/スペックスチールⅢ Ver.2(S)
本間ゴルフ『T//WORLD Px』30度/N.S. PRO950GH neo(S)
本間ゴルフ『T//WORLD TOUR V』32度/N.S.PRO MODUS³ for T//WORLD BLACK(S)
本間ゴルフ『T//WORLD Vx』30度/N.S.PRO MODUS³ for T//WORLD RED(S)
本間ゴルフ『TW777 PCB MAX』28度/N.S.PRO 950GH neo(S)
ミズノ『JPX S40』28度/N.S.PRO 950GH neo(S)
