<ウィンダム選手権 2日目◇7日◇セッジフィールドCC(ノースカロライナ州)◇7131ヤード・パー70>
レギュラーシーズンの最終戦は、次週から始まるプレーオフシリーズ進出をかけた大事な一戦になる。「バブルボーイ」の一人で、米ツアー通算13勝を誇るベテランのジェイソン・デイ(オーストラリア)は、フェデックスカップランキング75位で同週を迎えたが、敢えなく予選落ち。同70位までが進出できるプレーオフ出場権を逃した。
第1ラウンドから「71」で111位と出遅れたディは、第2ラウンドの終盤5番パー5でイーグルを奪ったが「73」と巻き返せず。トータル4オーバーに終わり、3アンダーにラインが引かれた予選通過に遠く及ばなかった。
デイはPGAツアーに本格参戦した2008年から昨年まで実に18年間連続でプレーオフを戦ってきた。現役選手としてはツアー最長記録を保持していたが、それもストップ。
「すばらしい連続出場記録だったと思う。続けることができれば良かったんだけど。ただ何事も永遠に続けられるわけではない。少し休んで、来年は良いプレーができるように頑張ることが一番だと思う」。その表情はどこか安堵したようにも見えた。
「実は今年は体の調子が本当に最悪だった。ただひたすら耐え抜くだけでも大変だった。ここ2日間は、体を整えるのにかなり苦労したし、3Mオープン、ロケット・クラシックにも出場したかったが、残念ながらそこで何もできなかった」と明かす。「全米オープン」で背中を痛めて途中棄権。その後も痛みに苦しめられ欠場が続いていたが、キャリアを通じて抱える持病との戦いでもあった。
それだけに、この38歳にとってはこれから始まる休暇がとても大事な時間ともいえる。「今、僕は悲しくないんだ」とも語り、さらにこう続ける。
「本当に体調を整えなければいけない。自分の体の言うことを聞かないと。それが一番大事なことだ。今の状態では、ゴルフをプレーするのは難しい。それに、相手は世界トップクラスの選手たちなんだから、みなにハンディキャップを与えてしまっているようなものだ。痛みを我慢しながらプレーしている人もいるだろう。とにかく体調を整えて、来年は万全な状態で臨みたい」
元世界ランキング1位は、ここから再起を目指す。(文・武川玲子=米国在住)
