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新名物パー3での大歓声に「本当に気持ち良かった」 星野陸也の全英初ムービングデーは1アンダー

星野陸也が終盤の新名物ホール、17番パー3で14メートルのバーディパットを沈めて大きな拍手と声援を浴びた。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2023年7月23日 07時00分

<全英オープン 3日日◇22日◇ロイヤル・リバプールGC(イングランド)◇7383ヤード・パー71>
 
2日目に「69」の赤字で回り、“滑り込み”で予選通過を決めた星野陸也。全英オープン自身3度目にして初めて迎えたムービングデーは、2バーディ・1ボギーの「70」でプレー。トータル1オーバーの41位タイで最終日へ進む。

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2番でフェアウェイから奥2メートルにつけてバーディが先行。5番では左ラフを歩き続け3打目はグリーン奥へオーバーし、8メートルのパットが残ったが、これを沈めるセーブを見せた。パーを並べ続けて後半へと入ると、最初の10番でティショットを右に曲げてボギー。それでも安定したプレーで、今大会から新設された名物ホール、17番パー3に入った。
 
周りを取り囲むスタンドのギャラリーの、テンポのいい拍手とともにティイングエリアに入場。歩測に合わせて『ワン、ツー、スリー、…』という声がかかるなど、雨のなかでも「ギャラリーパフォーマンスも面白かった」と、熱気に満ち溢れていた。そして放った星野のティショットは、ピン上14メートルにオン。もらった拍手は“パラパラ”と小さいものだった。
 
だが、「下りのけっこう難しいフック(ライン)。寄せにいくので精一杯みたいな」というバーディパットはコロコロ転がり、そのままカップイン。両手を上に挙げる万歳で、このスーパープレーには大きな拍手とともに声援が送られた。「本当に気持ち良かった」と、2日続けて浴びた大歓声に、満面の笑顔だった。
 
それでも、一日を振り返ってみると、目指していた「最低イーブン」には一打足りず、悔いが残っているのは否めない。「アイアンショットでチャンスをいっぱい作って、あとはパターが入ってくれたら。まずはアンダーを目指して、マネジメントを徹底していきたい」。あすはスーパープレーだけでなく、ビッグスコアも叩き出して、もっと大きな声援を浴びてみせる。(文・笠井あかり)

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