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目の当たりにした大カムバックへの高まる期待 “俺たちの誇り”マキロイに送られた18番ホールの拍手【記者の目】

目の当たりにした大カムバックへの高まる期待 “俺たちの誇り”マキロイに送られた18番ホールの拍手【記者の目】

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2019年7月23日 13時23分

しかし、16歳の時に「61」をマークしたこともあり、「僕の大切な一部」と話したこのコースは、マキロイに大きな試練を与えた。

初日、一際大きな歓声を浴びながらコースに登場したマキロイ。華々しいスタートを期待しながら、多くのギャラリーがそのファーストショットを見守った。だが直後、ボールが人々の視線から“消えた”。左へのOBだった。結局パー4のこのホールをあがるのに要したのは8打。声援を送っていた誰もが呆然とするできごとが起こったのだった。その後も立て直すことなく、最終ホールにもトリプルボギー。スコアカードには「79」という数字が書き込まれた。8オーバー・150位タイ。これが初日の結果だった。

「失望はしているが、僕が僕なのに変わりはない。家に帰って家族に会い、友人とも顔を合わす。きょうの僕のパフォーマンスを見て、彼らが違った目で僕を見ないことを願っている」。ラウンド後、この日の結果について、努めて前向きに振り返っていたマキロイだったが、こんな言葉が口をつく場面もあった。重圧について本人は否定した。それでも、その日狂った歯車が戻ることはなかった。

だが、彼を見る北アイルランドの目が変わることなど、もちろんない。2日目、誰もが初日と同じようにこの英雄の活躍を信じ、声援を送り続けた。このラウンド中、筆者は一組後ろを回る松山英樹のラウンドについていたのだが、時々前から“ドンッ”と、まるで爆発音のような声援が耳に入ってきた。この日のマキロイは前日とは一転、自分のプレーを取り戻していた。前半に2バーディ。さらに後半の10〜12番で3連続バーディが出ると、会場のボルテージはさらにアップした。“大カムバック”の期待は、ホールが進につれ増していった。

そして筆者が16番のティに進もうとした時だった。大歓声とともに目の前を、多くのギャラリーが駆けていった。それもとてもうれしそうな表情で。ここはパー3のため、はじめはエースでも達成されたのかと思うほどの盛り上がりだった。これは、グリーンにいたマキロイが、予選通過ラインまであと1打に迫るバーディを奪ったことをよろこぶ人々の波だった。

このホールのティとグリーンには、観戦スタンドが用意されているのだが、そこに居た人達は一斉に立ち上がり、17番に向かうマキロイのもとに“飛び出していった”。もちろんサイドロープ沿いに立っていた人も同じだ。「Excited!」、「Go!Rory!」、「Birdie!Rory!」…、みな思い思いの言葉を口にしていた。

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