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「夢のひとつだった」 アマチュアゴルファー憧れの“日の丸ウェア”で戦う選手たち

「夢のひとつだった」 アマチュアゴルファー憧れの“日の丸ウェア”で戦う選手たち

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2021年6月18日 07時30分

尾関は「これを着てプレーできて自信になります。ゴルフをするうえで夢のひとつだった」と、嬉々とした表情で話す。「同じ岡山県出身の小倉彩愛さんなど、プラチナ世代の先輩がこれを着て出場しているのがかっこよかった」。そんな気持ちで眺めてきた姿に自分が今なっていることが誇りだ。

次なる目標は「日本女子オープン」に、このユニフォームを着て出場すること。今大会で優勝すれば、本戦出場権が手に入るだけに、「最終日はできるだけバーディを獲りたい」と攻めのゴルフを貫いていく。

来週JLPGA最終プロテスト受験を控える六車は、「色々と勉強させてもらっているので恩返しがしたい」と、ラスト18ホールへ意気込む。やはりこれまでの先輩の姿を見て、代表ユニフォームに袖を通すことへの憧れを抱いてきた六車の印象に強く残るのが、3年前に行われた2018年大会だという。

そこで、当時ナショナルチームの吉田優利と練習ラウンドを回った。さらに大会3日目には佐渡山理莉とともにプレーし、そのユニフォームへの憧れを強めた。吉田はその年に優勝もつかみとっている。それだけに「気が引き締まる」思いで今コースを回っている。来週のプロテストに合格したら、ナショナルチームは“卒業”となる。「初日はフェアウェイにつけても、チャレンジできなかった。逃げずにいきたいです」。今度は自らが、かっこいい姿を後輩に見せる番だ。

女子のナショナルチームには、この3人のほか4月の「オーガスタナショナル女子アマ」を制した梶谷翼(兵庫・滝川第二高)と、佐久間朱莉(埼玉平成高卒業)がいる。多くのアマチュアゴルファーのなかで、これを着ることができるのは5人。今大会ではエントリーした136人のうち、わずか3人だけが許された。その誇りを胸に、最後まで全力を尽くしていく。

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