<丸山木材ホールディングス 110th Anniversary meet tree × KISS ON THE GREEN Cup 初日(2日間競技)◇24日◇明智ゴルフ倶楽部ひるかわゴルフ場(岐阜)◇6,210ヤード・パー72>
得意のアプローチが冴えた井上渚は6バーディ、2ボギーの「68」で回り、4アンダーの単独2位で最終日を迎える。東京国際大学卒の25歳。卒業後も年に数度、母校に足を運び、ゴルフ部の湯原信光監督にプロテストの結果などを報告しており「今回、優勝したら電話で報告しようと思います」と話した。
「小さいころから飛ばない方なので、アプローチを練習しろと言われて、練習していたら得意になりました」。身長154センチと小柄な井上の武器はショートゲーム。1、2番を連続バーディでスタートした初日は4番で最初のボギーが来たものの、続く5番はチップインでバウンスバック。最後まで流れを切らさなかった。
最終18番パー5の3打目は残り89ヤード。「アゲンストだったので52度でギリギリのショットだったんですけど、調子もいいし、イケーって思って狙いました。もう少し風が強かったら手前のバンカーでした」。結果は1メートルにつけてのバーディ。まさに会心の狙い通りの一打だった。
大学時代、湯原監督にはさまざまな質問をし、数々のアドバイスももらったが「技術的なことはレベルが高過ぎてついていけませんでした」。それでもツアー7勝を誇る希代のショットメーカーから学んだことは多い。「トッププロとしての立ち居振る舞いが一番勉強になりました。湯原監督はゴルフバッグの中もすごくきれいで整理されています。そういうところがゴルフにも繋がっていると思うので、見習っていきたいですね」。プレーと直接関係があるわけではないが、プロとして活躍するためには必要なことだと感じている。
2打差を追う最終日に向けては「初日よりもピン位置も厳しくなると思うので持ち味のアプローチを生かしながら、ひとつでも多くバーディが取って、がむしゃらに追い掛けたいと思います」。過去4度のプロテストでは嬉しい報告はできていないが、今回は恩師に吉報を届けるつもりだ。
