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2022年覇者・古江彩佳、今季1勝の岩井千怜らが全英前哨戦で予選落ち「悔しいです」

9人の日本勢が出場する今大会。2022年大会覇者の古江彩佳を含む3人が決勝へ進むことができなかった。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2025年7月26日 10時30分

<ISPS HANDA スコットランド女子オープン 2日目◇25日◇ダンドナルド・リンクス(スコットランド)◇6538ヤード・パー72>

来週に海外メジャー「AIG女子オープン」(全英、ウェールズ/ロイヤル・ポースコール)を控える前哨戦。日本勢9人が出場するなか、3人が週末行きを逃した。古江彩佳がトータル3オーバー、馬場咲希がトータル4オーバー、岩井千怜がトータル7オーバーで2日間を終えた。

【写真】古江彩佳の“クラブに全てを任せる”柔らかなスイング!

古江にとっては思い入れのある大会のひとつ。ルーキーイヤーだった2022年に最終日「62」をたたき出し、ツアー初優勝。昨年も3位に入り、開幕前には「いいイメージはあるまま。ここでベストな状態にできればと思う」と相性の良さも感じていたが、今季4試合目の予選落ちとなってしまった。

初日に「71」にまとめるも、2日目はバーディを奪えずに「76」と後退。フェアウェイキープ率は71%(10/14)、パーオン率は67%(12/18)であともう一息という数字。初日終了後には「(これまでは)左を怖がってなかなか振り抜けていないことに気づいた。振り切れるようにしてから落ち着き始めた。練習ではいいけれど、試合に入ると良いことがなかったりする」と話していたが、これが復調へのカギになることは自らも理解している。

馬場も2日目に「76」と落とした。この2連戦は、普段はDPワールド(欧州男子)ツアーでバッグを担いでいる地元出身のキャディとタッグを組んでいる。「いろんな知識がある方。風のジャッジで相談するときにも、けっこう息が合っていた」とコンビネーションは悪くなさそうだが、ショットが乱れ、パットを決め切れずと、この日は表情を曇らせた。

今季1勝を挙げている岩井は、初日に米本格参戦後としてはワーストスコア「78」と出遅れ、それを巻き返すことができなかった。「悔しいですね。バーディパットが決められなかった。きょうは体も思うように動いてきた。“こんな難しかったっけ”という大会の入りだったので、(練習日に)慎重に確かめたい」と振り返り、これは同様のリンクスで行われる全英でも、気を付けていきたいポイントになる。

前哨戦は不本意な結末になったが、しっかりと気持ちを切り替えてウェールズへと向かいたい。(文・笠井あかり)

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