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荒れたムービングデーに自己ワースト『80』 竹田麗央がメジャーV戦線から後退

2位で迎えた竹田麗央が「80」とスコアを崩し、18位に後退して最終日の巻き返しを狙う。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2025年6月22日 10時30分

<KPMG全米女子プロゴルフ選手権 3日目◇21日◇フィールズランチ・イースト(テキサス州)◇6604ヤード・パー72>

平均スコア『76.065』と荒れたムービングデー。竹田麗央のメジャー制覇も遠のいた。3打差2位から出て1バーディ・5ボギー・2ダブルボギーの「80」を喫し、首位と11打差のトータル5オーバー・18位タイに後退した。

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立っていることがやっとの強風下で、自身のスタイルを発揮できなかった。ティショットがラフにつかまった1番をボギー発進とすると、6番もボギー。7番では不運もあってダブルボギーを喫した。

7番は実測315ヤードとフォローの風による、ワンオンチャレンジホール。ドライバーでのティショットは持ち球のフェードを描かずに、左手前のバンカーに入った。フチで目玉になり、脱出に2打かかる。そして6メートルにつけたパーパットから、「パターにも影響するぐらい風が吹いていた。ちょっとタイミングが早くなってしまった。もったいない」と3パットを喫した。

11番ではアゲンストの風に向かって打ったアプローチがグリーンをまたぎ、4オン2パットのダブルボギー。「止まるかなと思ったけれどけっこう行ってしまった。まだ経験が足りない」と悔やんだ。

そこからさらに3ボギー。103ヤードの17番パー3で2.5メートルにつけてバーディを奪ったことが唯一の救いだが、この日の「80」は4月の今季メジャー初戦「シェブロン選手権」最終ラウンドの「79」を上回る、自身ワーストスコアに終わった。

「きょうはすごく難しくて、そのなかで自分のプレーもあまりできなかった。ボギーはどうしても出るコース。なるべくボギーで耐えて、チャンスが来るまで待つ、っていうのができなかった」

「全米女子オープン」では優勝争いの末2位。そのリベンジにはうってつけの舞台だったが、首位とは11打差と厳しい立場になった。「きょうは打ってしまったけれど、まだ上がれるチャンスはあると思う。きょうの反省を生かして頑張りたい」と、ただ前だけを見た。(文・笠井あかり)

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