ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

全英出場権滑り込みは「自分のわがままでしかない」 吉田優利のダブルス戦への心持ち

全英出場権をつかみ取った吉田優利。相棒の馬場咲希にも感謝しきりだ。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2025年7月1日 11時00分

先週行われた米女子ツアー唯一のダブルス戦「ダウ選手権」に、吉田優利は馬場咲希とペアを組んで出場した。もともとは出場するかどうか悩んでいたというが、決心するとすぐに馬場に声をかけてChatGPTが考案したチーム名『Sakyurity』(サキュリティ)を結成した。

【写真】こんなに違うの? 吉田優利たちの打痕を比べてみた

それぞれがプレーして良い方のスコアを採用するフォアボール方式の最終日には9バーディでボギーなしの「61」をマーク。トータル16アンダー・6位タイに食い込み、吉田にとって今季初、自身2度目のトップ10入りを果たした。

互いに力を合わせて取り組むダブルス戦。それは、吉田にとって大事な試合でもあった。7月7日時点、すなわち今大会終了後(今週は米女子ツアーはオープンウィーク)のポイントランキングで有資格者を除く上位25人に、メジャー今季最終戦「AIG女子オープン」(31日開幕、ウェールズ/ロイヤル・ポースコールGC)が与えられるからだ。

ランキング82位でダウ選手権を迎えていた吉田は、その圏外に位置していた。全英同週の月曜日に行われる最終予選会にもすでにエントリーしているが、このペアマッチが滑り込みのラストチャンス。吉田は「もちろん考えていました」と正直に話す。

そして続ける。「でも、チームで頑張る分、そこ(全英切符)は自分のわがままでしかない。この試合で(2人で)結果を残すことが自分にとってプラスなこと。お互いにいいプレーができたし、結果として上に駆け上がっていけたのは本当によかった」。

タッグを初結成した2人は、まるで姉妹のよう。ロープ外のギャラリーにも楽しさが伝染するくらい、明るい表情と雰囲気で4日間をプレーしていた。大会開幕前も、期間中も吉田は5歳年下の馬場を気にかけ、声を掛け、チームワークを大事にしているように見て取れた。

ダブルス戦のため、ほかの通常の試合より獲得ポイントは少ないが、6位に入ったことでともに57.5ptを獲得。吉田は74位(通算217.4pt)に、馬場も57位(通算311.311pt)に浮上した。馬場も全英予選会にエントリーしていたが、回避はほぼ確定。吉田はほかの選手のエントリー次第(7月3日締め切り)となるが、出場権獲得に前進して希望を残した。

「なかなか一緒に組む機会はなかったですし、今まで以上に咲希ちゃんと仲良くなれた。すごくパワフルないいゴルフを近くで見て、楽しい4日間でした」。そして最高の結果につながれば、それ以上にうれしいことはないだろう。(文・笠井あかり)

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

LPGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    開催中
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト