<ブルーベイLPGA 3日目◇7日◇ジャンレイク・ブルーベイGC(中国)◇6712ヤード・パー72>
ディフェンディングチャンピオンが優勝争いに加わった。竹田麗央は「71」「70」で週末に進むと、ムービングデーで1イーグル・4バーディ・1ボギーの「67」。強風下で平均スコア「73.002」と各選手が苦戦する中、リーダーボードを駆け上がり、首位と3打差の4位につけた。
序盤は風の計算がうまくいかず、アイアンのタテ距離が合わなかったが、次第に感覚をつかんできた。ティイングエリアが前に出された実測475ヤードの8番パー5では、ティショットがフォローの風に押されて325ヤード弾。残り150ヤードの位置まで運んだ。
「8番と9番アイアンで迷って、風が強かったので、8番で打ちました」。風とグリーンの傾斜を利用してピンそば80センチにピタリ。イーグル今季第1号を記録し、チャージの体勢を整えた。
難度の高い10番で伸ばすと、12番はラフからの110ヤードから50度ウェッジで打ち、ショット・イン・イーグル寸前のタップインバーディ。勢いそのまま16番、17番も連続で奪った。「風が強いと“ここに外したくない”とか雑念が入ってくる。目標は、何も考えずにシンプルに打つことでした。それを徹底しました」と、強風もどこ吹く風。決して惑わされなかった。
この日は急きょ、兄の有男(ゆうた)さんがバッグを担いだ。昨年覇者として事前会見に出席するなど、英語の通訳が必要な場面が多かったことから、今大会ではその役割を兄にお願いしていた。日本ツアーでは兄妹タッグのプレーは数回あるが、米ツアーではもちろん初めて。「いつもどおりプレーできたと思います。ゴルフには関係のない会話をしていました。あと18ホールも担いでもらいます」と話した。
連覇も見えてきた。「順位は考えずに。あしたも自分のプレーに集中して、どんどん攻めていけるように頑張ります」。2024年「フジサンケイレディス」で初優勝から2週連続Vという快挙を達成したとき、バッグを担いでいたのは他ならぬ有男さん。相性の良さは折り紙付きだ。(文・笠井あかり)

