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1オンイーグルで魅せた古江彩佳は“新武器”と技術面に好感触 次戦は3度のV争い経験ある大会「優勝を狙って」

クラブを刷新し臨んだ古江彩佳。その手応えは?

所属 ALBA Net編集部
高木 彩音 / Ayane Takagi

配信日時:2026年2月23日 10時00分

<ホンダLPGAタイランド 最終日◇22日◇サイアムCC オールドC(タイ)◇6649ヤード・パー72>

米ツアー通算2勝の古江彩佳にとって、4度目の出場となった今大会はここまでトップ10入りがなかったコース。開催前には「ここで上位に入れていないので、まずトップ10を狙いながら頑張りたい」と前向きに話していた。

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最終日は36位から出て、1イーグル・5バーディ・2ボギーの「67」とスコアを伸ばした。最後まで上位を目指して粘りも見せたが、最終結果はトータル12アンダーの24位タイ。目標には届かなかった。それでも、「きょうはいいリズムで、ショットもパッティングも良かったかなと思います」と手応えあるラウンドで締めくくることはできた。

最終日は260ヤードに設定された15番パー4では見せ場をつくる。ホール中央にクリークが走り、右は池、左は木が迫るプレッシャーのかかる一打。ティショットをピン奥9メートルにワンオンさせると、下りのスライスラインを沈めてイーグルを奪った。スコア的には、4日間の中で一番いい結果だが、「近いバーディチャンスで、(パットを)少し打ち切れなかったところがあったので、少しもったいない」と悔いが残る場面もあった。

この大会でトップ10に届かない理由の一つは“飛距離”の面。伸ばし合いの様相を呈するこの大会は、全てのパー5が2オンを狙えたり、3打目の距離が短かったりと、チャンスホールとなっている。「パー5とか、飛ぶひとは1番、10番が絶対に(グリーンの)近くまで行く。パー5で狙っていけるというのは、大きな違いかなと思います」と、分析した。

一方、砲台グリーンが続くセッティングも難しさの要因だ。傾斜やマウンドが目立ち、アンジュレーションの強いグリーンはショートゲームの精度が問われる。「このコースに対応しようと思ったら、精度などをもう少し磨かないといけない」。ピンまで距離が短いラフから、やわらかい弾道で距離感を合わせる高度な技術を持つ古江でも、「アプローチで短い距離でもしっかり寄せて、簡単にバーディを取れる位置につけるのが大事」と課題を明確にした。

今季2戦目は「いままでより、基本的にいいラウンドができた」と手応えをつかむ一方で、湿度70~90%、気温30度超という東南アジアらしい環境には「集中力を保つのが難しかったりはした」と本音も漏らす。それでも「全体的にはいいゴルフができてきている」と、次戦につながる4日間となった。

今週はクラブとボールも一新。3番ウッドに契約するブリヂストンの『BX2 HT』、アイアンに『241CB』、ボールは『ツアーB XS』の最新モデルを投入した。開催前には「新しいクラブも多い。うまく向き合いながらできたら」がテーマだった。

実際に4日間プレーし、「ボールは違和感なく打てているし、アプローチ面で少しスピンのかかり具合が増えているのかなと思うので、すごく助かりました。アイアンなども、上手くいけています」と好感触。こちらも次戦以降へ向けた収穫となった。

次はシンガポールで開催される「HSBC女子世界選手権」(2月26日~3月1日)。初出場の2022年こそ23位だが、23年は3位、24年は単独首位で迎えた最終日に「75」を叩いたものの8位になり、昨年は2位で終えている。

「惜しいところでなかなか勝てないというのがある。優勝を狙っていけたらいいなと思う試合なので、しっかり上を目指しながら頑張りたい」。穏やかな笑顔の奥に、静かながらも確かな闘志がにじむ。今大会で得た技術面の収穫と“新武器”への手応えを持って、相性のいい舞台でその成果を実らせたい。(文・高木彩音)

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