<CPKC女子オープン 最終日◇23日◇ロイヤル・メイフェアGC(カナダ)◇6452ヤード・パー70>
山下美夢有が、2位の吉田優利に9打差をつけるトータル23アンダーで今季2勝目、米ツアー通算4勝を挙げた。蚊の大量発生などもあり、「本当に虫が多かった」と苦笑いも浮かべたが、「それもゴルフなので。楽しんで4日間回れたと思います」と最後まで集中力を切らさなかった。
“レジェンド”の記録も破った。これで日本勢史上最速となる米ツアー42試合目での通算4勝に到達。これまでの最速は岡本綾子の61試合だったが、それを19試合も更新した。また、2シーズン連続で複数回優勝を記録したのも、1986~88年に3シーズン連続で達成した岡本に続く日本勢2人目の快挙だ。
複数回優勝のシーズンを2度以上記録したのは、岡本、小林浩美、宮里藍、畑岡奈紗に続き日本勢5人目。同一シーズン複数回優勝は、山下を除くと2021年の畑岡以来となる。
4つのタイトルを異なる4カ国・地域(ウェールズ、マレーシア、米国、カナダ)で達成したというのも、その順応力の高さに驚かされる。通算4勝以上を挙げた選手でそのすべてを異なる国で記録したのは、ジャン・ハナ(韓国)以来史上2人目。ハナは米国、シンガポール、台湾、オーストラリア、韓国で通算5勝を挙げている。
9打差をつけての勝利は、この大会の最大差勝利でもあった。メジャーから降格した01年以降をみると、これまでの記録は09年のスーザン・ペターセン(ノルウェー)、13年のリディア・コ(ニュージーランド)、19年のコ・ジンヨン(韓国)と3人が樹立していた5打差だったが、これも大幅に更新した。
今回の優勝でシーズンのポイントランキングは3位まで浮上。賞金は41万2500ドル(約6500万円)を加算して今季獲得235万5420ドル(約3億7400万円)とし、200万ドルを突破した。これで354万5888ドルを獲得した昨季に続き、2年連続でシーズン獲得賞金200万ドル超えだ。
「緊張感のある一日でしたけど、本当にいいラウンドでした。最後をバーディで締めくくれて本当に良かった」と話した一日の最後には、記録ずくめの優勝が待っていた。
