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渋野日向子はプロアマで最終調整 1年ぶりの“不思議なコース”攻略法は?「隣のホールも使います」

LAのど真ん中で行われる大会。渋野日向子はプロアマで9ホールを回り調整した。

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2023年4月27日 09時55分

<JMイーグル・LA選手権 事前情報◇26日◇ウィルシャーCC(米カリフォルニア州)◇6447ヤード・パー71>

ハワイ、テキサスでのメジャー大会、そしてロスとここが3連戦目となる渋野日向子が、開幕前日に行われたプロアマに出場。1番から9ホールを回り状態を確認した。前日には18ホールを回ったものの、「無理しない程度にと考えながらやっていました」とテーピングを巻く左手の状態を考慮し、スタートホール以外はショットは打たず、ウェッジとパターを持ってグリーン上とその周りのチェックに終始していた。

それでもプロアマではしっかりとドライバー、アイアンでショットも放ち、笑顔でゲストと盛り上がる場面も。元気そうな姿で最終調整を行った。最も警戒するのは「小さいし、アンジュレーションもある」というグリーン上。「難しいからバックスピンがかかったり、跳ねるところも多いので臨機応変にできたら」と話す。さらに「まだ慣れないですね」というポアナ芝にも、しっかり対応していく必要がある。

ロサンゼルスの街中にあるコースは、わずかな幅のラフを挟みフェアウェイが並んだり、グリーンがすぐ隣にあったりと非常にコンパクトな造りになっている。「よくここに造りましたよね(笑)。空港からも近いしなんでここでやるんだろうって感じ。珍しいし、18番はめちゃくちゃむずかしいし、去年も思ったけどやっぱり不思議ですね」という感覚は、昨年から変わらないという。フェアウェイには傾斜も多いため、ティショットでドライバー以外の番手を選ぶ場面も増えそうだが、「隣(のホール)も使えるところは使います。広く見てプレーできたらいい」と、その形状を逆手に取ることも考えている。

昨年、このコースで行われた「DIOインプラントLAオープン」は予選通過はしたものの63位と、満足いく結果を残すことはできなかった。グリーンが小さく、外すと傾斜下からの難しいアプローチも強いられるため、さまざまなバリエーションをテストする姿も見られた。

サンタモニカ丘陵の一角に掲げられる有名なハリウッドサインもコースから望める“異空間”での4日間があすから始まる。「ハリウッド映画のイメージがあるから、そこらへんに有名人が歩いてるのかなって思っちゃう。まー誰も分からないけど」。明るい表情からそんな冗談も聞こえてくる。「4日間プレーしたい。難しいですけど、できることをしっかりやれたらいいかな」。今季はここまで6試合を戦い予選落ちはなく、トップ10にも1度入っている。一抹の不安を一蹴するような、さらなる活躍を期待したい。(文・間宮輝憲)

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