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古江彩佳はひとつ落とし「悔しいけど、まだ良かった」 トップ10死守で最終日へ

トップ10に踏みとどまった古江彩佳。最終日の攻め方は?

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2023年7月9日 11時41分

<全米女子オープン 3日目◇8日◇ペブルビーチGL(米カリフォルニア州)◇6509ヤード・パー72>

トップの背中を追った3日目。古江彩佳は強い風の中で1バーディ・2ボギーの「73」とひとつ落としたが、後半はオールパーとしぶといゴルフを展開した。9位タイと依然トップ10に踏みとどまって最終日へと向かう。

現地メディアから取材を受ける畑岡奈紗【大会フォト】

朝から強い風がコースを襲った。今大会でははじめて日が差し気温は上がったが、海風が選手を苦しめた。そのなかでのティオフではあったが、「最初の3ホールからぜんぶ左に曲げて、ぜんぶティショットがラフだった」と風以前にショット不振からのスタート。出だしから厳しい展開が予想されたが、「このショットの割にはパーセーブができた」と大きく落とさずに上位を堅守した。

4番でバーディがひとつ来て落ち着いたが、難易度の高い8番、9番で連続ボギー。左へのミスは「直そうとトライはしながら頑張っていた」とその後は回復した。それでも万全の状態とはほど遠く、パーオンが6回とショットメーカーの古江としては低い数字だが、ショートゲームとパッティングでスコアを落とさずに終えられた。

「本当にすごく風が強かったので、しっかりイーブンで回れたらいいほうだなと考えながら」のプレー。ひとつ落としたのは「悔しいけど、まだ良かったかなと思います」と一度崩れれば歯止めが効かないコースで、古江らしい粘りを発揮したことは自信にもなる。

首位の畑岡奈紗との差は8打。かなり厳しい数字だが、ムリに攻めれば大けがを負うリスクが高いのがこのペブルビーチだ。「ショットが良くて寄ってくれればという感じですが、自分の出来ることを一打一打集中してできたらいいなと思います」と、いつも通りのプレーを心がける。状況を見ながらギアを上げて逆転を目指す。(文・高桑均)

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