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4打差逆転のカギはサンデーバックナイン 竹田麗央はV戦線に踏みとどまる『70』

竹田麗央は12位に後退も首位と4打差で最終日を迎える。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2025年7月13日 08時30分

<アムンディ・エビアン選手権 3日目◇12日◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6504ヤード・パー71>

4打差7位から出た竹田麗央は、ムービングデーに不満を残した。それでも1イーグル・1バーディ・2ボギーの「70」をマーク。首位との差は4打と変わらないが、トータル7アンダーは12位タイと、逆転でのメジャー制覇を狙える位置に踏みとどまった。

【写真】竹田麗央はどうしてこんなに飛ばせるの? 強さの秘訣3つ教えます

きょうのハイライトのひとつは、実測476ヤードの7番パー5。2オンに成功し、10メートルのスライスラインをねじ込みイーグルを奪った。「けっこう切れるラインだった。1メートル圏内に寄ればいいと思って打ったのが入ってくれてラッキーだった」。

だが、直後の8番パー3で、同組選手の距離感を参考にしながらも3パットのボギー。14番パー3でも花道からアプローチを寄せたが、短いパットを外してボギーとした。

「前半はいい流れでプレーしていたけれど、3パットがあったり、後半はあまりチャンスにつかなかった。3パットは流れが悪くなるし、14番でボギーにしてしまってからもいい流れじゃなかった」

最終18番パー5では右のラフから2オンを狙ったが、手前の池を警戒しすぎて「ガツンと入ってしまった」。ひっかけるように低く飛び出した球は、小川の石に当たって、ギャラリーエリアまで高く跳ねた。

「あそこで止まってくれてラッキーだった」とはいえ、左足下がりのラフで、ピンは段の上。ふわりと上げたアプローチは奥のバンカーに入ったが、寄せてなんとかパーを拾った。「ボギーとパーでは上がりが全然違う。なんとかセーブできて大きかった」。最終日の優勝争いに望みを残した。

「トップともそこまで離されたわけではない。あしたしっかり集中して回れたら」。逆転のカギは“サンデーバックナイン”、すなわち「最後の9ホール」。昨年は古江彩佳がラスト6ホールで5つ伸ばし、メジャー制覇を成し遂げた。序盤からじわりと詰め寄り、最後にかわすイメージはできている。(文・笠井あかり)

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