3週前の「AIG女子オープン」(全英)では、ディフェンディングチャンピオンとして臨みながら予選落ち。「本当にありえない感じだったので、めちゃくちゃ悔しかった」と全英後の心境を明かす。「自分の実力が出たなというか。何が足りないのかとかを話し合って、うまく切り替えてこっちに入れた」。
その後は日本に帰国し、2週間の調整に励んだ。全英の結果を引きずることなく、気持ちを切り替えて臨んだことで、雪辱を果たす完全勝利につながった。
6月の「マイヤーLPGAクラシック」に続く今季2勝目。前回は5打差を追いつき、ロティ・ウォード(イングランド)とのプレーオフを制しての優勝だった。
「あの時は、まさか優勝できるとは思っていなかった。今回はリードしていく中で、気持ち的に1つでもバーディを取るゴルフをしようという風にしか考えていなかったので、それよりかはいいゴルフができた」
追う立場から勝ち切った前回とは違い、今回はリードを守りながら最後まで攻め続けた。4日間を通して納得のいくプレーを続けられたことに、確かな手応えを感じている。
そして、山下の完全優勝で幕を閉じたが、日本勢のワンツーフィニッシュもハイライトの一つ。6月の「全米女子オープン」以来、7試合ぶりに決勝ラウンドへ進出した吉田優利が単独2位に入った。
「ボードを見て、優利さんが2位にいるなと思っていました。最後に優利さんも来てくれて、すごくうれしかったです」
山下がウィニングパットを沈めると、シャンパンを手にした吉田が山下のもとへ駆けつけ、優勝を祝福。山下の勝利に花を添えた。
