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神様振り向いて… 一筋に泣く勝みなみ、ホールアウト後はパッティング特訓敢行

西村優菜はポアナ芝に苦戦…。ショットの調子は上々なだけに、グリーン上の調整が急務だ。

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2023年6月10日 12時33分

<ショップライトLPGAクラシック 初日◇9日◇シービューGC ベイC(米ニュージャージー州)◇6190ヤード・パー71>

一筋外れるパッティング。勝みなみはこの現象に何度も頭を痛めている。わずかな誤差でストレスがたまる一日は、2バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの2オーバー・92位タイ。「ほんとパターだけの一日…」と、悔しさがあふれる。

フェアウェイキープは13回で、計測ホールでの平均飛距離は280ヤードと、ショットの手応えは問題なし。想定外の転がりでフェアウェイを外れてトラブルになったホールでダブルボギーを叩いたが、それ以外はさすがの安定感だった。それだけに、カップに落ちないバーディトライに頭を悩ませた。

これまでも打ち方や握りなどを変えたことはあるが、「試合で試してみて」と実戦で発揮できてこそ真の改善。オールパーだった後半は17番、18番でピンそばにつけるも、やっぱり決まらなかった。「17番はこすったので、18番は捕まえようと思ったら左に行っちゃって」と、次の策を練るのにも苦労している。

だからこそ、今は練習しかない。ホールアウト後はすこしだけ休憩し、練習グリーンへ。「構えから気持ち悪い」という状態から抜け出すべく、ひたすら球を転がし続けた。「1、2コ長いのが入ってくれればイメージも変わると思うんですけど、なかなか入ってくれない」と、今は流れを変える一発を待つしかない。

「流れを変えていきたい」と覚悟の2日目に臨む。信じて打ち続け、「神様振り向いて(笑)」と祈りも込める。納得のカップインをする、そのときまで。忍耐の日々のあとには、きっとスコーンと決まりはじめる時間が訪れるはずだ。(文・高桑均)

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