五輪ゴルフ史上初の連覇へ　リオ金メダリストは日本でも強い【オリンピアンの素顔】

東京五輪のゴルフ競技が7月29日に開幕する。ゴルフは前回のリオ五輪で112年ぶりに復活。今回も各国から男女60名が4日間72ホールをプレーする。開幕を前に、代表選手たちのプロフィールをオリンピックゴルフランキング順におさらい。世界中から集まる代表選手が霞ヶ関をどう攻略するのかに注目だ。

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【インビー・パーク】（韓国）
■年齢：1988年7月12日生まれ　33歳
■身長：167センチ
■プロ転向：2006年
■主な戦績：米ツアー21勝、メジャー7勝

112年ぶりにゴルフ競技が復活したリオ五輪の金メダリストは、海外女子メジャーで7勝、生涯グランドスラムも達成し、史上最年少となる27歳でLPGAツアー殿堂入りを果たしたレジェンド。もちろん、世界ランキング1位に立ったこともある。また、日本ツアーにもたびたび参戦し、4勝を挙げるなど開催地での戦いも手慣れたものだ。ちなみに五輪連覇となれば、ゴルフ競技では初のできごとになる。

その強さを支えるのがパッティング。同じく世界一になったことのある同級生の申ジエ（韓国）は、「パターの神様と言われています」と証言。そして「正確な読みと打ち方、そして入る確率は誰にも負けないですね。一定したスイングのリズムを持っています」とその強みを語る。また、ポーカーフェイスも持ち味で、「優勝のチャンスがあるとさらに強い」（ジエ）とメンタル、勝負強さも歴代最高クラスだ。

1988年生まれは韓国で“パルパル（韓国では8をパルと読む）世代”と呼ばれ、ジエ、キム・ハヌル、イ・ボミといった各国の賞金女王を多数輩出している黄金世代。98年の朴セリの「全米女子オープン」優勝を見てゴルフを始めた選手が多いから、“朴セリキッズ”とも呼ばれている。