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「2位で頑張ろうと思って…」斉藤裕子が5打差逆転V! 次週の海外メジャーに弾み

国内シニアツアー「ファンケルクラシック」の会場で行われたエキシビジョンマッチ。斉藤裕子が大逆転で優勝を果たした。

所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura

配信日時:2023年8月20日 16時50分

<ファンケルクラシック 女子シニア エキシビションマッチ 最終日◇20日◇裾野カンツリー倶楽部(静岡県)◇6162ヤード・パー72>

「純ちゃんが多分独走するんだろうなって。(自分は)2位で頑張ろうと思っていました」。斉藤裕子はトップの表純子と5打差で最終日をスタートさせた。

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「きょうは3メートルとか4メートルくらいのところが入ってくれた」とフタを開けてみれば、前半4バーディの猛チャージをかけた斉藤が、2つ落とした表を逆転。逃げ切る立場に変わった後半は1バーディ・1ボギーのパープレーでまとめ、男子のシニアツアーで初めて行われた女子シニアのエキシビジョンマッチを制した。優勝賞金100万円を獲得し、「すごくうれしいです。もちろん優勝も良かったんですけど、きょうはスコアも良かった」と満面の笑みを浮かべた。

斉藤が開幕前から楽しみにしていたのは、男子シニアのピンポジション。6月には同じ裾野カンツリー倶楽部で女子シニアのレジェンズツアー最終戦「JLPGAレジェンズチャンピオンシップ」が行われたが、「女子はそこまで奥に切らなくても、(男子は)もっと奥に切るんだと思いました。10番パー5はコブの奥に切ってあって、女子ではその手前だった。そのピンには突っ込んでいきました」と楽しそうに話す。

斉藤は表彰式後、夜の便で24日(木)に開幕する「全米シニア女子オープン」(オハイオ州・NCRカントリークラブ)に向けて渡米する。50歳になった2018年から全米シニア女子には毎年出場しており(20年大会は新型コロナウイルスの影響で中止)、21年大会では4位に入るなど、これまで4度の出場はすべて日本勢最上位に入っている。また、今年の全米女子シニアには斉藤を含め、同じく今大会に出場していた久保樹乃、福嶋晃子など日本勢11人が出場する。

『海外メジャーへ弾みになる?』と話を向けると「めちゃくちゃいいじゃないですか」と、強行日程にも笑顔を見せる。「厳しいゴルフ場だと思うし、4日間大会だし、ピン位置も厳しくなってくるので、難しい戦いにはなると思うんですけど、頑張ってきたいと思います」。大逆転優勝の勢いそのままに世界でも輝きたい。(文・下村耕平)

【エキシビジョンマッチ 最終結果】
優勝:斉藤裕子(-3)
2位:表純子(-1)
3位:久保樹乃(+5)
4位:高橋美保子(+6)
5位:佐々木慶子(+7)
5位:肥後かおり(+7)

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