8月31日(木)〜9月1日(土)に開催されるPGAシニアツアー「コマツオープン2017」。最注目は「ファンケルクラシック」、「広島シニア」と連勝中の米山剛だ。
米山剛のドライバーショット連続写真【後方】
シニアツアー参戦3年目で、18年ぶりのツアー優勝。「ファンケルクラシック」で史上最多となる5名でのプレーオフを制したあとには、「優勝することはやはり大変なんだと思いました。シニアになって優勝することが夢だったし、目標でもあった。本当に感無量です」と語っていたが、シニア参戦を見越した長年のスイング改造がついに実を結んだ格好だ。
片山晋呉の紹介で、ツアープロコーチの谷将貴とともに5年間からスイング改造を始めたという米山。「最初に"マイナーチェンジをするか?フルモデルチェンジをするか?"と聞かれてね。フルモデルチェンジをしようということになりました」。
そこからは小さいスイングの繰り返し。「スイングの大きさを時計の文字盤で例えると、7番アイアンで8時から4時(バックスイングでヒザの高さに上げて、フォローはヒザの高さまで)。このスイングを2か月間、毎日500球行い、それができたら9時から3時のスイング。次に10時から2時のフルスイング。その後はドライバーで小さいスイングからまた始めて…。飛距離は変わらないかなぁ。でも、ちゃんと当たってくれるからメンタル的にも余裕が生まれて…。本当にいい状態ですよ」。愚直に続けたことでオーバースイングが直り、納得いくショットを高確率で実現できるようになった。