ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

まさか! 上田桃子は8差独走から逆転負けに「自分でも分からない」

上田桃子は大差を守り切れず。後半のダブルボギー2つが重く響いた。

所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura

配信日時:2023年3月19日 18時26分

上田桃子は後半でまさかの失速。大逆転負けを喫した。
上田桃子は後半でまさかの失速。大逆転負けを喫した。 (撮影:佐々木啓)

<Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント 最終日◇19日◇鹿児島高牧CC(鹿児島県)◇6419ヤード・パー72>

最終日を4打差の単独首位からスタートした上田桃子。この日も好調なショットがピンに絡み、1番から5連続バーディを奪った。一時はトータル18アンダーで大量8打差をつけての独走態勢。まだ13ホールを残していたが、多くの人が上田の優勝で決まりと思ったに違いない。

ところが、8番パー5でティショットを大きく左に曲げてから流れが変わる。このホールはパーオンしたものの、3パットのボギー。ここをバーディとした2位の青木瀬令奈との差は5打に縮まった。それでも残りは10ホールで優位な状況は変わらない。9番はパーで上がって折り返し、落ち着きを取り戻したように見えたが、11番でセカンドをバンカーに入れたのをきっかけにスコアが崩れていくことになる。

「ちょっと遠いバンカーで奥が下りだったので、なるべくスピンをかけたいと思っていた」という3打目のバンカーショットは、ホームランで向こう側のバンカーへ。次の4打目もピンに寄せることができず、ダブルボギーを叩いてしまう。「あの3打目はいずれにしても難しい状況ではあったんですけど、中途半端にしてしまったがために、若干、体が止まってトップした」と振り返る。

バンカーの試練はまだ続く。今度は13番パー5で3打目をガードバンカーに入れた。ここでは、「安全に深めにいったら? とキャディさんと話していたんですが、それが“ザクッ”という感じだった」。11番の残像から今度は逆に砂を深く取り過ぎて、バンカーから脱出できず。5オン2パットで再びダブルボギー。上田と同じ最終組で回り、このホールをバーディとした青木に抜かれ、逆に2打のリードを奪われてしまう。上田といえばツアー屈指のバンカーの名手。そのバンカーが最後の最後に足かせとなった。

そこからは「調子自体はそんなに悪くなかったのに、後半はなかなか集中力を戻すのが難しかった。自分でもわからない感じ」とショットを立て直すことができず、続く14番、17番でもボギーを喫した。結局、序盤の5連続バーディの貯金は吐き出し、トータル11アンダー・3位タイでフィニッシュ。ゴルフの怖さが凝縮された、悪夢のようなサンデーバックナインとなった。(文・下村耕平)

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

JLPGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催前
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    開催前
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    開催前
  4. DPワールド
    開催前
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    開催中
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト