ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

“来季の職場”をかけた戦いも残り2試合 シード復帰を目指す飛ばし屋・葭葉ルミが今季初のトップ10入り

葭葉ルミがシード復帰へ大きな8位フィニッシュ。ツアー屈指の飛ばし屋がその存在感を発揮した。

所属 ALBA Net編集部
神吉孝昌 / Takamasa Kanki

配信日時:2024年10月28日 10時30分

飛ばし屋対決にもなった最終日。葭葉ルミが抱いた“若手の印象”は?
飛ばし屋対決にもなった最終日。葭葉ルミが抱いた“若手の印象”は? (撮影:佐々木啓)

<樋口久子 三菱電機レディス 最終日◇27日◇武蔵丘ゴルフコース(埼玉県)◇6650ヤード・パー72>

31歳の葭葉ルミが6バーディ・1ダブルボギーの「68」でプレー。トータル10アンダー・8位タイに入り、今季初のトップ10入りを果たした。「きょうは久しぶりに長いパットがいっぱい決まってくれて、すごく楽しい1日でした。トップ10に入ることができてうれしい」と振り返った。

岩井明愛は直ドラ2オンに成功し、この“ドヤあおり”ポーズ【写真】

葭葉といえば“飛ばし”が代名詞。ドライビングディスタンス(ティショットの平均飛距離)の集計が始まった2017年は260.76ヤード、18年は258.29ヤードで2季連続の1位に立った。19年からも2位(253.67ヤード)、8位(250.03ヤード)、2位(255.55ヤード)と上位をキープ。今季もここまで262.25ヤードで2位と女子ツアーきっての飛ばし屋だ。今大会でも258.667ヤードを記録して2位。飛距離は健在だった。

最終日に同組だったのは、21歳の小林夢果と16歳のアマチュア・中嶋月葉(岡山・作陽学園高2年)。ドライビングディスタンスはそれぞれ、小林が256.33ヤードで4位、中嶋はアマチュアながら263.5ヤードを記録して並み居るプロのなかで1位だった。

小林については、「見ていて楽そうでした(笑)。距離が出るので、セカンドショットを短いクラブで打つことができるし、しっかりピンを狙っていける。球も高くて、ちょっと羨ましいなと思いました。私も負けないように頑張ってました」と評し、メルセデス・ランキング(MR)30位で来季シード権獲得圏内にいる後輩を評した。

中嶋にも期待を込める。「アマチュアなのでまだゲームの駆け引きというところができていなかったかな。でも、まだ16歳で、すごく伸びしろがあって、今後が楽しみな選手だなと思います」とエールを送った。

来季シード権が決まる「大王製紙エリエールレディス」まで残り2試合(TOTOジャパンクラシックを除く)。シード権はMR50位以内の選手に与えられるが、葭葉の現在の同ランキングは74位(220.40pt)。50位とは212.81pt差と、2020-21年シーズン以来のシード復帰に向けては厳しい立場にいる。「あと2試合で優勝を目指したい」と危機感を募らせる。

また、51~55位に入れば、1回目のリランキングまでの出場権を得ることができ、QT(予選会)を回避することができる。「そこに入ることができればベストかな…」。来季の職場をかけた戦いはクライマックスを迎える。(文・神吉孝昌)

松山英樹が出場! ZOZOチャンピオンシップの結果

記事に関連するリーダーボード

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

JLPGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    開催中
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト