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尾関彩美悠が惜敗に涙 『68』も届かず同学年の勝者称える「これはしょうがない」

尾関彩美悠は最後まで優勝争いに加わりながら、通算2勝目にはあと一歩とどかなかった。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2024年10月6日 16時00分

尾関彩美悠は悔し泣き。しかし、最善を尽くしたうえでの敗戦に納得だ
尾関彩美悠は悔し泣き。しかし、最善を尽くしたうえでの敗戦に納得だ (撮影:佐々木啓)

<スタンレーレディスホンダ 最終日◇6日◇東名カントリークラブ(静岡県)◇6610ヤード・パー72>

2打差の3位から逆転優勝を目指した尾関彩美悠は、ボギーなしの「68」と伸ばしながらも、優勝した佐藤心結には2打届かなかった。「この経験をムダにしないようにしたい」。ホールアウト後には涙を流す。

同学年の佐藤は優勝を決めてうれし涙…【写真】

「自分のプレーに集中することを目標に頑張りました」と今季4度目の最終日最終組入り。2番、8番とバーディを奪い、優勝争いにしっかりついていった。持ち味のショットでピンを攻め、ミスはショートゲームでカバー。12番をバーディとして初めて首位に並ぶと、14番では3メートルを決めて一歩抜け出した。

ただ、同じく最終日最終組でプレーした佐藤が、14番から4連続バーディを奪ってかわされることに。「ショットの調子も良かったので、きょうは何が悪かったかと言われたら分からない。でも、心結ちゃんが本当にいいプレーだったので、これはしょうがないなと思います」と勝者を称えた。

ふたりは2003年度生まれの“ダイヤモンド世代”。世代6人目となる佐藤のツアー初優勝を、尾関は一番近くで見ることになった。「心結ちゃんも今年、成績に苦しんでいたと思うので、優勝を近くで見ることができて自分にもいい刺激をもらえました」。

涙をふいて、最後はファンに笑顔でサイン対応をした。 「ノーボギーで回れたことはすごく自信につながりました」。 2022年「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」以来の2勝目は、きっと目の前だ。 (文・笠井あかり)

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