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「ゴルフに終わりはない…楽しい!」 原英莉花は大失速の予選落ちにも前向き

今季日本初戦は予選落ちした原英莉花だったが、すぐに“前”を向いた。

所属 ライター
田中宏治 / Koji Tanaka

配信日時:2025年10月12日 08時00分

今季日本初戦で予選落ちした原英莉花だが、その視線は前を向いている。
今季日本初戦で予選落ちした原英莉花だが、その視線は前を向いている。 (撮影:佐々木啓)

<スタンレーレディスホンダ 2日目◇11日◇東名カントリークラブ(静岡県)◇6435ヤード・パー72>

来季の米女子ツアー出場権をつかんで凱旋した原英莉花は「76」と崩れ、トータルイーブンパーの61位タイで予選落ちを喫した。厳しいピンポジションで序盤からパッティングに苦戦。チャンスを生かせない展開に「フラストレーションで爆発しちゃいました」と悔しいラウンドを振り返った。

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「こういう流れでっていうところに打っていっているのに…そこを決め切れませんでした」。具体的に話したのは3パットのボギーとした11番パー5。「ピンの右に打ったら落ちていっちゃうので、左がセオリーだと思うんですけど、上りか、下りか分からないラインが残って…」。最後まで各ホールの攻略ルートを見つけられなかった。

2日間のドライビングディスタンスは263ヤードで出場選手中2位で、77.7%だったパーオン率は7位。ショットに関するスタッツが上々のなか、平均パット数は下から数えたほうが早い『32』。いかにグリーン上で苦戦したかが分かる。

予選通過が厳しくなった終盤は、「残り5ホールぐらいは全部セカンドを入れるつもりで打ったんですけどダメでしたね」と攻めの姿勢をシフトアップ。16、17番で連続バーディを奪い、意地を見せたが、カットラインに2打及ばなかった。

具体的なスケジュールは明かさなかったが、この後も、何度か国内ツアーに出場する見込み。それと同時に来季の米女子ツアー開幕に備えての準備も始めなければならない。「美味しいものでも食べてゆっくりしたい気持ちもあるんですけど、トレーニングもしたい。その辺りはトレーナーさんとしっかりやっていこうと思います」。オフのテーマはショットの際にも、パッティングの際にも前傾を安定させる体作り。加えて「アプローチのバリエーションとパッティングの向上も課題ですね」と話した。

今大会の収穫を問われると「う~ん」とひとしきり考えたうえで「ゴルフに終わりはない。楽しいってことですかね」と明るい声で言い切った。米女子下部ツアー最終戦から2週連続の予選落ちとなったが、これまでの苦しい経験に比べれば、どうということはない。米女子ツアーはずっと目指してきたステージ。前向きに来季に向けて動き出す。(文・田中宏治)

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