<アクサレディス宮崎 事前情報◇26日◇UMKカントリークラブ(宮崎県)◇6539ヤード・パー72>
クラブ契約フリーの大須賀望のキャディバッグが目を引いた。1992年に神戸で生まれた“ロイコレ”ことロイヤルコレクションのロゴが配されているオリジナルデザイン。その中を覗けば、「RC」のロゴが入った4番、5番、6番ユーティリティが収まっている。
ロイコレは海外では「ソナテック」という名で展開される日本初のメーカー。フェアウェイウッドやユーティリティの分野では老舗として知られる。渋いというイメージを持つファンが多いかもしれないが、最近では、プロテスト合格を目指す若手女子選手を対象としたツアー外競技「マイナビ ネクストヒロインツアー」でも使用者が増えている。
大須賀はクラブ契約フリーになった昨年から、ロイコレ『RC-VX』を愛用する。いまや手放すことができない存在になった。身長146センチの“ツアー史上最少プロ”にとって、ウッドやロングアイアンで「球が上がらないこと」が、長年の課題だった。グリーン手前に落としてもランが出て、奥のカラーまで転がってしまう場面も少なくなかったという。
その悩みを解消したのが、「勝手に飛んでくれるし、勝手に上がってくれる」という性能に惚れ込んだロイコレのユーティリティだった。すぐにハマり、もともとは4番(22度)、5番(25度)の2本体制だったが、6番もアイアンからユーリティティ(28度)に替えて3本体制になった。クラブの流れもあって、アイアンとウェッジは星マークが特徴の『アーティザン』で統一した。
「自分のスイングにはドローが合うみたい」と、昨年から持ち球をフェードからドローに変更。スイング調整がしっかりと進んでいることもあり、飛距離はさらに伸びた。6番ユーティリティでキャリー165~170ヤード。それでも最大の特長である“止まる”は健在で、ランは5ヤード以内に収まるという。「練習ラウンドでは、7番アイアンのほうが転がっていました」という言葉とともに笑う。
飛ばない大須賀にとって、ユーティリティでグリーンを狙うこともしばしば。パー3ティショットの場面でも活躍する。昨季主戦場だった下部ステップ・アップ・ツアーでは、パー3の平均スコアは「2.9787」で7位だった。
ロイヤルコレクションとアーティザンのクラブ開発・ブランディングを担い、今大会では開催地がホームコースという縁もあってキャディを務める秋山弘充氏は、「グリーンでしっかり止まってくれる安心感があり、すぐに使用できたのだと思います」と話す。
2機種ある最新モデルのキャッチコピーは“止まる、狙える、ロイコレ”。ロングアイアンに苦手意識のあるアマチュアにこそフィットするモデルと言えそうだ。
