＜マイナビネクストヒロインゴルフツアー マイナビカップ 最終日◇9日◇富士桜カントリー俱楽部 （山梨県）◇6186ヤード・パー72＞
マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー第4戦は、東北福祉大勢・島田紗、郡山瞳とのプレーオフを制した早川夏未が今季初優勝。ツアー通算は2勝目で、最終戦への出場権を獲得した。
「今季はクラブフィッティングに力を入れている」という早川は、1カ月前にアイアンのシャフトを昨年まで使っていたSからトゥルーテンパースポーツインクジャパンの『スチールファイバー70R』に変更。「球の高さが出て、そこが私には合っているなと感じています。これが今年の大きな変化です」と話す。
アイアンは60Rと70Rの2セットを用意していた。気温が低い時期や冬季は、振れるように60Rシャフトを使い、今大会期間中は70Rを使用した。「同じシャフトではないんですけど、性能的には同じ。60Rの方も高さが出るので大きくは変わらない」と使い分けには苦労していない。
今大会で最も活躍したクラブは得意でもある8番アイアンだったと振り返る。3ホールに及び行われたプレーオフの舞台は最終18番パー4。男子ツアー「フジサンケイクラシック」でも数々のドラマを生んできたホールで、唯一、全てパーオンに成功し勝利へと導いたクラブだ。「安心感がすごくあって、自信につながっている」と、グリーンに止まるボールが打てるようになったこともプレーの安定性につながっている。
新しいクラブとともに約1年ぶりの勝利を手にした早川は次戦、「PIM Ladies Tournament」（6月9日、長野県・サニーカントリークラブ）で連続優勝を狙う。
【早川夏未の優勝セッティング】
1W：テーラーメイド Qi10（10.5° ディアマナWB 53S）
3,5W：テーラーメイド Qi10（15,18° ディアマナ WB 53S,SR）
4,5,6U：スリクソン ZXi（22,25,28° テンセイプロ1K 60HY S）
7I～PW：スリクソン ZXi5（スチールファイバーi70 R）
48,52,58°：クリーブランド RTX6（MCI 70-S,80-S）
PT：テーラーメイド スパイダーX
BALL：スリクソン Z-STAR
