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“武器はショット力”ルーキー・政田夢乃が暫定2位から2日目スタート「順位は気にせずに」

政田夢乃が首位と2打差・暫定2位から2日目をプレーする。

所属 ライター
田中宏治 / Koji Tanaka

配信日時:2024年8月10日 07時15分

<NEC軽井沢72ゴルフ 初日◇9日◇軽井沢72ゴルフ北コース(長野県)◇6685ヤード・パー72>

数少ないチャンスを生かしてリランキングを突破したルーキーの政田夢乃は17ホールをプレーし、5アンダーの暫定2位につけた。暫定首位の笠りつ子とは2打差と絶好の滑り出し。先週は地元・北海道で今季2度目の予選落ちを喫したが、その悔しさをここで晴らそうとしている。

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10番で6メートルを沈めてバーディ発進の政田は、その後も安定したプレーで、着々とスコアを伸ばした。「パットとセカンドが良くて、このスコアに繋がったかなと思います」。9番のパーパットを沈めたところで激しい雨によりプレーは中断。プレーは再開されず、降雨によるコースコンディション不良で初日はサスペンデッドとなった。

これだけスコアを伸ばしていれば、ラウンド中も順位が気になりそうなものだが「いい位置にいるのは中断になった時に知りました」。9番パー5のティショットから始まる2日目も「順位は気にせずに引き続き同じようなプレーができたらいいなと思います」とマイペースを貫く構えだ。

悔しい予選落ちとなった先週の試合後は入念ショットを調整。「私は感覚派なので、どこを修正するということではなく、たくさんボールを打って、いい感触を取り戻すようにしています」。その成果が結果に現れた。

今回は初めてプレーするコースだが、北海道では一般的な洋芝のフェアウェイに親近感を感じている。「練習ラウンドの時から苦手意識はなくて、北海道に似ているなと思いました。北海道よりも芝が軟らかいのかなと感じていて、北海道より打ちやすいです」。先週のリベンジをするには絶好の舞台だ。

ラウンド数不足で各スタッツのランキングに名前はないが、フェアウェイキープ率72.36%はツアー10位相当。同様にパーオン率65.94%はツアー38位相当、平均パット数(パーオンホール)1.8352は59位相当、ドライビングディスタンス231.29ヤードは72位相当となっている。飛距離が出るタイプではないが、安定したティショット、セカンドが武器であることが伺える。

現時点ではプロとしてのレギュラーツアーデビュー戦となった「リゾートトラストレディス」(5月)の8位タイが最高成績。好材料が揃った今週はそれ以上が十分に期待できそうだ。(文・田中宏治)

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